生命保険会社の経営体力が一目で分かる指標はない!

平成15年4月現在、42社ある生命保険会社の14年度決算発表が始まりました。
5月22日に、株式上場している「大同生命・太陽生命」は発表を終え、5月30日には残る国内主要生保8社も出揃います。

さて生保決算は、経営体力がもっともわかるチャンスなのですが、どこをどう捉えたらよいかわからない、というのが多くの契約者の本音でしょう。

今回は、決算書を見るポイントということで難しい内容になっています。ここまで理解できなくてはいけないの?というご感想も頂きそうですが、生保決算に関して少しはわかるがもう少し理解度をアップさせたいと願うかたを意識してまとめています。

手順として、まず、1)生保決算の簡単な見方を知り、
さらには、2)生保の経営体力を見る方法の説明とします。
今回も保険評論家の大地一成さんにご協力いただきました。

1)生保決算の見方

生保決算で注意すべきは「一目で生命保険会社の経営体力が分かる指標はない」ということ。
例えば、生命保険協会が発行している「生命保険会社のディスクロージャー~虎の巻(2002年版)」という本の「生命保険会社の経営状態はどのように見ればいいの?」の項目には、6項目「生保業績の5年分、有価証券の時価情報、債務者区分による債権の状況、自己資本、基礎利益、ソルベンシー・マージン比率」が挙げられています。

生命保険協会 刊行物・パンフレットのページ(PDFファイル・全44ページ)

しかし、私たち一般の生活者がこれらのデータを知るのは困難ですし、肝心な「どう判断したらよいのか」は、わかりやすい解説などがついていないと理解ができません。
つまり、ちょっと勉強しているレベルでないと生保の経営体力は見えないということです。

もっとも簡単に誰にでも分かる生保の経営体力を知るものさしは、「格付」「ソルベンシー・マージン比率」です。次のページでは、二つのものさしを説明します。