生命保険/生命保険アーカイブ

5月末に出る生保決算をどう見たらいいか、指標整理 生保の好不調は決算書でわかる!(2ページ目)

生活者に生命保険会社の決算資料を読みこなすことは、とても難しいと思います。ただ、大切な項目だけ、少し理解するだけでも、これからはいってくる情報を受け止めやすくはなるのではないでしょうか。

陣内 恭子

基本は「格付」と「ソルベンシー・マージン比率」

「格付」
これは「格付会社」が生保の評価をしているもので、生保決算時期とは直接関係なく独自に発表します。以下の3社の格付が参考になります。
スタンダード&プアーズ(生保格付数25社)
ムーディーズ(同 15社)
R&I(同 24社)」

注意すべきは下位に格付された生保です。これまでに破綻した生保も、徐々に格付が下がり、下位の格付となっていきました。格付が下がって行くさまを一覧表で追っていっていた時期がありましたが、さまざまなうわさやマネー誌の解説よりも、もっと生保経営の実情が見えるような、そんな恐ろしさを感じていました。

「ソルベンシー・マージン比率」
これは通常の予測を越えて発生する大災害や株の大暴落などのリスクに対応できる「支払余力」を示す指標です。200%以上であれば「健全性の規準を満たしている」ことになっていますが、これはあくまでも行政監督上の規準ですので、500%を割り込んだら注意が必要だと考えるのがよいようです。


生保決算の簡単な見方

決算というと「貸借対照表と損益計算書」が注目されますが、生保の場合「契約面の業績」も重要なポイントです。
つまり生保経営が突然厳しくなることはなく、一般的は、ジワジワと契約業績に兆候が現れ、それが生保資金の収支に徐々に影響してくるパターンを取ります。

そこで、次ページの10項目を注意してみると、その生保が現在どのような経営状態かが把握できます。
【平成15年版『生命保険白書』 責任編集 大地一成氏 発行 新東京企画】が参考になります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます