保険料も考え、ベタープラン作成
実際の保障のプランニングには、終身保険などとの組み合わせや、医療保険などもつけていきますから保険の設計は単純ではありません。
簡単そうで、奥が深い保険設計ですが、支払える保険料も考えながら、ベタープランを作っていくのです。
その中によく,活用されます定期保険を解説していきます。
今回は、定期保険の2つのパターンで、平準定期保険の10年と30年の比較です。
事例)被保険者Aさん 男性 30歳 保険金額3,000万円 無配当保険 口座月払い
【平準定期保険(10年)】<自動更新が可能>
保険料 30歳から39歳まで 6,360円
保険料 40歳から49歳まで 10,350円
保険料 50歳から59歳まで 20,940円
【平準定期保険(30年)】
保険料 30歳から59歳まで 11,340円
Aさんが、2つのプランの中から、今の家計状況が大変だから、なるべく安い保険料で保障を準備したいと思えば、
とりあえず、保険期間10年で、月額 6,360円の保険料負担で3,000万円の保障を準備するプランに目がいくでしょう。
このとき、ちょっと、見てもらいたいのが、解約返戻金の数値です。
【平準定期保険(10年)】<自動更新が可能>
10年ちょうど経過した際、解約返戻金はありません。
【平準定期保険(30年)】
10年経過した時、解約返戻金が、612,000円あります。
10年間の保険料だけではなく解約返戻金も一緒に考えてみます。
【平準定期保険(10年)】<自動更新が可能>
10年間の保険料累計額が763,200円で解約返戻金はなし。
【平準定期保険(30年)】
10年間の保険料累計額が1,360,800円
解約返戻金は、612,000円 実質保険料負担は、748,800円と考えられます。
9年目、10年目くらいで解約返戻金も含めての保険料実質負担額は、30年定期の方が軽くなってきます。
Aさんに、家計管理(他の部分のやりくり)で、6,360円より高い、11,340円という保険料負担が可能であれば、お勧めしたいのは、長期の定期保険です。