生命保険の見直し/保険相談の「来店型」と「訪問型」の違い

保険見直しの相談先、来店型と訪問型の違い

ふた昔くらい前までは、保険といえば、セールスレディと呼ばれる営業職員に勧誘されて契約するものでした。でも、販売窓口の多様化で、今はいろいろな経路で契約ができます。その方法は大きく分けて、「対面販売」と「通信販売orネット販売」。今回は対面販売にスポットを当て、どんな売り方をしているかを見てみましょう。

執筆者:小川 千尋

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「来店型」は保険ショップに出向いて保険の契約をする

来店型も訪問型も、パソコンを使ってプレゼンテーションしてくれる。

来店型も訪問型も、パソコンを使ってプレゼンテーションしてくれる

保険の販売方法を「来店型」「訪問型」と呼ぶことがあります。両者は、どこが違うのでしょうか?実はどちらも、対面するという点では同じ「対面販売」なのです。違うところは、自分が行くか、相手に来てもらうかの点だけですが、もう少し詳しく見ていきましょう。

「来店型」は一般的に、保険ショップと呼ばれている店に行き(販売側から見れば来店)、保険の契約をすることを指します。駅から近いテナントやショッピングセンターの一角などにショップがあり、主にFP(ファイナンシャル・プランナー)資格を持つ保険の専門家が、ライフプランを聞き取りながら、今加入している保険の診断や保険見直しの相談に応じてくれます。もちろん、そこで契約することも可能です。保険診断・ライフプランを含めた見直し相談が有料か無料かは、ショップごとに異なります。

保険ショップには、おおまかに2つのタイプがあります。保険会社が運営していてその会社の保険のみを販売しているショップと、複数社の保険を販売しているショップです。前者は、その保険会社のファンである、入りたい商品がある人に向いています。特に心に決めた会社や商品がなく、いろいろな商品を比べてチョイスしたい人は後者のタイプが向いています。

ただ、複数商品を扱っているショップも、ショップによって取り扱っている保険会社と商品が異なります。来店前にホームページなどで、どんな商品をどれくらい販売しているかを調べておくようにしましょう。

なお、金融機関(銀行、信用金庫、証券会社など)でも保険を販売していて、「窓販(まどはん)」と通称されています。これも、窓口に行って契約したら「来店型」ですね。ただ、金融機関は個別訪問で保険販売も行っています。こちらの方法で契約すると「訪問型」になります。金融機関の窓販は、来店型でもあり、訪問型でもあるということです。

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