満期保険金と解約払戻金(解約時に契約者に戻るお金)がある保険
このように保険契約を何年か続けていくと、お金(保険料)が貯まっていく保険があります。銀行で定期預金でもやっていれば、満期が来れば積み立てたお金が戻ってきます。それと同じように生命保険にも支払った保険料を超える金額が戻ってくる商品があるのです。気になるその保険は「終身保険」
「養老保険」
「学資保険」
「長期平準定期保険」
でこれらはすべて契約時に満期保険金、解約返戻金が確定している「定額保険」の仲間です。
「満期保険金なら確定という意味が分かるけど、解約返戻金が確定しているというのはどういう意味なの」と聞こえてきそうですがこれらの保険はどの会社も契約後の1年毎の解約返戻金が記されている表を契約者に渡します。この表を見れば何年後にこの保険を解約すればいくら戻ってくるという事が分かります。計画的な貯蓄が可能なのです。
変額保険と変額年金
その名の通り、満期保険金、死亡保険金、解約返戻金、年金、すなわち受け取るお金が運用によって減ったり増えたりします。(死亡保険金は減りません)前述の定額保険のように受け取る金額が確定していないのです。ある程度減っても良いという覚悟があれば定額保険に比べ多くのリターンを手にすることが可能となります。
運用リスクは契約者にあるため、保険料は定額に比べかなり低く抑えられているのも大きな特徴です。同じ保障なら変額保険は目的の保障を長期間獲得するたには有効です。資産をつくりながら「しっかりした」保障を得たい方向けといえるでしょう。
企業経営者も使っている
実は多くの企業経営者が保障と退職金などの積立の両方を確保できる生命保険をつかった資産形成を行っています。なぜ多くの人が知らないのか?
貯蓄性の高い保険は、契約者にとっては支払った保険料が戻ってくるという利点がある反面、保険会社にとってはこの低金利の世の中で何年後かに返すお金を確定することは大きなリスクを伴います。ですから積極的な販売はしていないようです。実際に、このような貯蓄性の高い保険は販売停止になる商品が多いの事実です。近い将来、こうした商品はなくなってしまうかもしれません。今回は具体的な試算例は文字数の関係で提示しませんでしたが、「貯蓄しつつ保障も確保したい」方はぜひ見積もりを取って解約返戻金の表を取り寄せご自身の資産形成に役立てて見てください。
・生命保険を会社契約に! [All About 経営者の節税対策]