生命保険/必要保障額の目安・計算方法

生命保険Q&A「死亡保障は必要?」(2ページ目)

日本人の90パーセントが生命保険に加入しています。しかし殆どの人が自分の生命保険の保障内容は分かっていても、それが本当に必要なのかはわかりません。Q&A形式でわかりやすく生命保険を説明します。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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Q2. 生命保険は掛け捨てが得ですか?

どっちが得なんだろう?
A. 掛け捨ての保険は、
「1年から10年、15年と期間が短い保険」
「解約しても払い戻ししないことで保険料を低く抑えている長期の保険」
のどちらかになります。

期間の短い保険は、その保険の期間が終わりそれまでの保障を続けようとすると更新しなくてはいけません、その際に保険料が上がります。1回目はそれほど上がりませんが3回目以降の更新は大きく保険料が上がります。更新型と呼ばれる保険です。

若い頃は安くてよいのですが、年を取ると保険料は跳ね上がっていきます。

解約払い戻し金を抑えた長期の保険ですが、イメージとしては昨今、CMで盛んに宣伝されている「終身医療保険」などがこれに当たります。本来期間の長い保険は解約返戻金がありますが、保険料を抑えるためにあらかじめ契約者に「やめても戻ってきませんよ」と伝えているわけです。

損得については、掛け捨てか貯蓄性かを悩む前に、どれだけの期間、保障が必要かを考えるべきです。必要な期間を見極めずに、安易に掛け捨ての保険に走ると、更新時に痛い目をみますし、何も考えずに長期の保険に入ってしまうと貯蓄性はあっても、保険料の負担が大きくて早期に解約してしまい、かえって損をするということも考えられます。損得より、実際に必要な保障とは何かに目を向けることが大切です。
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