え、この前の見直しって、大丈夫だったのかなあ? |
「保険料が安くなる」「何百万も節約できました」という見直しプランが雑誌や新聞で取り上げられています。しかし、そんなに簡単に保険料が安くなるのでしょうか?今回は保険料を安くすることのメリット、デメリット、そしてどんな人にとってこの保険料ダウンの見直し案が効いてくるのかをお伝えします。
こんなに保険料が安くなった!を簡単に信じない!
雑誌や書籍で、劇的に保険料を下げる見直しプランを見かけます。見直しプラン自体は、保険料を払う契約者の価値観ですので、何が良いとか、悪いとかは論ずるつもりはありません。しかし、自分で選ぶとはいえ、殆どの保険料ダウンを狙った見直しは、長期間保険料の変わらない期間の長く貯蓄性のある保険から、掛け捨ての保険期間が短く何年かごとに保険料が上がる商品に変更するということに他なりません。見直す人はこの事実をちゃんと理解しているのか・・・気になるところです。
何年かすれば保険料が上がる
掛け捨ての保険は、短期間の保険が殆どです。期間が短いということは、何年か後保険期間が切れてしまえば、保険は終わり、更新しなければいけない。だから更新型とも言います。反対に期間の長い保険はその期間中は保険料が上がることはありません。(以前はステップ払いといって保険料を段階的に上げていく設定の保険が多かったのですが、最近は時代背景からか保険料が上がることを避ける人が多いため、長期の保険はその期間中保険料は上がりません)更新がないので、保険料はずっとそのまま。ただ、本来、年を取ることで保険料は上がっていくはずです。保険料がそのままということは、若いうちから先に高い保険料を負担しているからこそなのです。
このように、生命保険の保険料はその期間によって大きく左右されます。現在から、数年間をカバーするような期間の短い保険は、高齢時までカバーしていないので高い保険料は必要ないわけです。
よって、現在からの数年間は保険料を安く抑えることができるわけです。
「今」の保険料は安いですが、「将来は」・・・そうです。保険料は高くなっていくのです。
こんな人なら掛け捨ての保険で大丈夫
それでは、終身保険や養老保険のような貯蓄性の高い保険を解約して、掛け捨てに変更しても幸せな人はどんな人なのでしょう。あてはまるタイプの人を挙げてみました。あなたは果たしてこれらのタイプに当てはまるでしょうか?次のページで見ていきましょう!