国内生保と外資・損保系生保に違いはあるのか?
違いを知れば、今の自分の状況が分かります |
保険の内容、どこが違うか?
簡単に言うと、国内生保はセットもの。パッケージ化していて多くの特約で構成されています。したがって保険の知識のない人が見ると複雑で難解に見えるのかもしれません。反対に、外資・損保系生保は単品ものが多いといえます。
基本的に、セットで売るのではなく、お客の好みや必要性に合わせて、選んでいくのです。もともと、医療保険やがん保険は外資系生保でしか販売できないという規制がありました。国内生保は販売できなかったのです。外資系生保の独壇場でした。がん保険については、2001年当時、契約者のなんと9割がアフラックのお客さんだったそうです。
ここまでのお話で誤解のないように、言っておきます。いままでの説明だと、なんとなく外資・損保系生保が良いのではという印象を受けるかたもいるかもしれませんが、決してそのような意味ではありません。
全ての人が自分で何でも決めたいという人ばかりではないからです。何事も、あまり深く考えたくないのでお任せ!という方は国内生保の方が性にあっているかもしれないのです。このことを忘れないでください。
お弁当にたとえると・・
国内生保の保険と、外資・損保系生保の保険。お弁当にたとえてみると分かります。国内生保はいわば幕の内弁当、折り詰め弁当など、あらかじめセットされて売っているお弁当。そして、外資・損保系生保はおかずの単品売りです。言われるがままに入ったんだけど・・・
よく国内生保に加入している人が、「言われるがままに入った」「内容が良くわからない」といいます。これは、セット物のお弁当は、あまり中身を気にせず、そのセットのおいしそうなところだけを見て購入します。細かいところはおまけのようになってしまい、注意が行かない。保険の場合も同じです。説明されても忘れてしまっているのです。何年か経って保険証券をみても何のことやらわからないというのが事実です。これに対して単品売りのお弁当を買った人は自分で選んでいるからおかずの中身を覚えている。保険も同じなのです。
どちらが良いのではなく、どちらが自分にあっているかという考え方が必要です。