生命保険/生命保険アーカイブ

今とは違う30年後の世界

子どもは社会に送り出した。さあこれから、妻と一緒にゆとりある暮らしを。そんな矢先に夫が先立ってしまったら。遺された妻の生活は?現在とは違う30年後を考えて見ましょう

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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死と無縁の世代、死を意識する世代

ゆとりあるリタイアメントライフとは
30代、40代で自分が60歳になったときのことを考えるのはとても大変なことです。世の中がどうなっていくかなんて、分かるはずもありません。何とか子どもを社会に送り出し、これからゆっくり夫婦二人で悠々自適の暮らしをしていこう。そんな矢先に万一のことがおこり、妻を遺してこの世を去ることになったら・・・あまり、考えたくありませんが、人間60歳前後になるとやはり病気にかかる確率が高くなります。生命保険が沢山かかっている、子供が小さいうちに亡くなるのは本当にレアケースです。

今と未来は大違い

現在の50代、60代の世代の方々は、住宅事情にも恵まれ、十分とはいえないまでもかなりの退職金を受け取り、年金も今のところそれなりに、支払われています。しかし、あと20年、30年たったとき、健康保険制度、年金制度が現在より苦しい状況になっていることは容易に想像できます。

今から準備しなければいけません

長生きして、ゆとりある暮らしをしようと思っただけでも、今の30代40代以下の世代は老後の生活資金づくりについてかなりの心構えが必要です。(実際は考えている人はホンの一部です。)

そのためには、今から計画的に準備していくしか手はありません。特に会社員は、会社が収入をコントロールしているために、自営業者や会社経営者に比べれば収入が爆発的に増えることはないのです。ただし収入の予測が立つために、かなり現実的な計画がたてやすいというメリットもあります。いずれにしろ計画は必須です。退職金も年金もあてになりません。全ては自分の力にかかってきます。
旅行に行ったり、孫たちに好きなものを買ってあげたり、子どもの住宅資金を援助したり、生活費以外にも、ゆとりの生活には考えなければいけない支出が眠っているのです。
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