ええっ!入っちゃいけない保険に入ってる・・・ |
「こんな人はこんな保険だけは入ってはいけない!」
どんな人が、どんな保険に入ると、どのような失敗をするのか?少々こじつけ、少々辛口でご案内していきましょう。今まで、主体的に自分の保険を見てこなかった人、必読です。
入ってはいけない保険
その1「元本保証型 変額年金保険」
誰もが入ってはいけないというわけではありません。たとえば、次のような人は元本保証の変額年金に入っても損をした気分にはならないでしょう。- リスクを伴う資産運用がどうしてもやる気になれない人
- 「この先インフレなんて起きないから、元本保証で十分」という人
- 「増やしたい気がするけど、増えなくても元本保証ならOK」という人
問題は、この商品の運用に期待している人です。もし、元本保証で運用益も欲しいと思っている人は手を出さない方が良いでしょう。資産運用はリスクをとらなければ増えません。絶対に減らないけど、増えたらいいなあというのは虫のいい話です。詳しい理由があるのですが、それ以前のお話です。運用して増やしたいのであれば、元本保証のタイプはやめましょう。
入ってはいけません。
入ってはいけない保険
その2「病気でも入れる医療保険」
誰もが入ってはいけないというわけではありません。たとえば、次のようなケースは入っても損をした気分にはならないでしょう。- 保険に入らなきゃと思っていて、気がついたら病気で入院しまい、どこの保険会社でも断られていた
- 最近、健康状態が芳しくなくても敷居の低い医療保険が出始めたので、「やった~」と言わんばかりに加入した
医療保険というのは一見とても安心を与えてくれる保険です。入院なら誰にとってもかなり身近なので、保険会社はものすごい広告費を使い宣伝しまくっています。それだけ掛けたコストを回収できる良い商品なのでしょう。でも、保険会社が儲かるということは消費者にとっては、ともすれば、割高な保険料を払っているとも考えられます。
仮に、1日1万円の保険金が60日を限度に支払われるという、現在のお求めやすい医療保険の定番で考えてみましょう。1日1万円なのでもらえるお金の最高額は60万円、これに手術給付金をプラスしても、70万から80万。支払う保険料は仮に月3000円だったとしても年間3万6千円。30年継続したら100万円以上の保険料を支払うことになります。通算では700日以上が限度になっている商品が殆どですが、1ヶ月を超える入院を何度も繰り返す人はかなり稀だと思われます。
また、医療保険で支払われる保険金は、70万という自動車保険よりも少ない保険金です。保険料なんて支払ってわざわざ加入しなくても、貯金してあれば十分対応できる金額ではないでしょうか。
この辺は個人の価値観のお話なので、これくらいにして、入ってはいけない人とはどんな人なのでしょう。
それは、健康な人です。賢明な読者ならそんなことは百も承知というところで、「何を馬鹿なことを言っているんだ」という声が聞こえてきそうですが、実際はそうでもないのです。
健康なのに、高齢だから入れないと勝手に決めつけ、健康じゃなくても入れる保険にとてつもなく魅力を感じてしまい加入してしまう人が結構いるんです。
他にも、告知がいらない、手続きが簡単で良いということで加入しようとしていた人もいました。大いなる勘違いです。他にも勘違い事例を挙げたらきりがありません。
とにかく、病気でも入れる保険には、健康で入院歴の無い人は年齢に関係なく入ってはいけません。身近に間違っちゃいそうな人がいたら救ってあげてください。
他にもまだある入ってはいけない保険