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生命保険商品を比較するたった一つの方法(3ページ目)

雑誌で見かけた保険比較記事。はたして生命保険を比較することって簡単に出来るのでしょうか?雑誌の保険商品比較を信じていいのか?検証してみましょう。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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死亡保障だけの生命保険はありません

さて、死亡保障のみの保険があればというお話をしましたが、実際にはそんな保険はありません。高度障害の保障がついていたり、特約がついている可能性があります。

したがって、上記のそろえるべき内容がもう一つ。「保険の内容(保障内容)」が加わってくる訳です。

さて、だんだん混乱してきましたが、ここまでの話を要約すると、

たとえば、保険料を各社で調べようとしても、単純な比較は出来ないということなのです。
保障される内容が全て揃ってはじめて、純粋な保険料を比較することが出来ます。

ところが、上記の通り保障内容やその他諸々の条件があり、これをそろえることが実質不可能となります。

生命保険を比較するたった一つの方法

さて、ここまでのお話で、比較が不可能ということになりました。雑誌や書籍に掲載されている比較の情報は鵜呑みにしてはいけないことがお分かりでしょうか。まずはこのことを頭に入れて置いてください。

さて、本当に比較は出来ないのでしょうか。いえ、できます。たった一つだけ方法があります。それは

「自分が必要とする保障を具体的にすること」

です。このサイトでも再三にわたりお伝えしてきましたが、とにかく自分が必要とすること「保険の目的」を明確にし、それを手に入れるために必要なコスト(保険料)を比較すればいいのです。

保険の目的を明確にするには以下のことを決める必要があります。

「保障」・・・たとえば、死亡時や入院時の保障といった形で絞り込みます
「期間」・・・上記の保障を必要とするが何歳までかを決めます
「払い込み期間」・・・保険料を何歳まで支払うかを決めます。

この3つを決めれば、あとは簡単です。このほかにどんな条件があろうが、特約がついていようが気にしないことです。
魅力的な特約があればそれも含めて比較すると良いですが、そもそも必要としていない特約に加入しても保険料が無駄になってしまうケースが多いことも覚えておいてください。

どんなに「はずせない特約」てんこ盛の保険でも保険料が安く、自分の必要とする保障があれば悪い保険ではありません。
どんなに高くてもその保険しか自分の必要とする保障を満たしてくれなければそれは、あなたにとっては良い保険です。

あなたが、自分自身で必要だと思う条件を決めることで初めて比較が出来るのです。

生命保険はモデルケースで比較すると、目的がぶれてしまいます。

本当は必要性を感じていなかったのに、その記事を読むととてもお得な気がして、本来目的としていた保障がおろそかな保険を選んでしまった、

勧められて、必要もないのに、なんとなく良い気がして加入してしまったという、悲しい結果になりかねません。

保険の商品を選ぶ、比較するには先ずは自分の中の希望と向き合わなければいけません。安易な比較記事に振り回されないようにしましょう。

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