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相続財産を残す!外貨建て預金5つの注意点

相続の相談と一緒に資産運用のご相談をされる方がいます。外貨建て預金とは、外貨による預金です。金利が高いのがメリットです。私は、5つの注意点をご説明しています。

執筆者:天野 隆

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相続の相談と一緒に資産運用のご相談をされる方がいます。ご相談者は、将来の相続に備えて運用される方、相続で取得した財産を運用される方です。先日も、外貨建て預金についてご相談を頂きました。外貨建て預金とは、外貨による預金です。米ドル建てのほか、ユーロ建て、豪ドル建てなど各種通貨による預金を扱っている銀行もあります。金利が高いのがメリットです。一方デメリットもあります。ご相談があれば、下記の5つの注意点をご説明しています。

銀行手数料と為替差損

1つめは、為替レートによる銀行手数料がかかることです。預金をする時とおろす時にかかります。2つめは、為替リスクです。為替レートは絶えず変動していますから、為替レートの差が為替差益・為替差損となります。

為替差益の税金

3つめは、為替差益の税金です。円安になれば為替差益が生じ、円高になれば為替差損が生じます。 1ドル110円の時に円貨を米ドルに換えて外貨建て預金を買い、満期時(1ドル130円)に円貨に換えて引き下ろしたケースを想定します。利息とは別に、円安による効果すなわち元本部分1ドルにつき20円の利益(為替差益130円?110円)が生じます。 この為替差益は「雑所得」に該当し、確定申告し総合課税されます。これは給与所得等と合算され累進税率が適用されます。高額所得者の方は為替差益に対して、所得税と住民税を合わせて最高50%の税負担となります。

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