取引先から保険営業の人を紹介されることも
では、付き合いのある人から保険の勧誘を受けた時、どう対応したらよいでしょうか?
付き合いでの加入は是か非か?
インターネットが普及し、家族や社会構成の変化もあって、人との付き合いが希薄化してきているようですが、それでも生活や仕事をしていく上で、人との付き合いはとても大切です。保険の話をしてくる可能性のある付き合い相手としては、「商売上の大事な取引先が保険会社等」「商売上の大事な取引先からの紹介」「保険の営業をしている親兄弟や親戚」「親兄弟や親戚からの紹介」「保険の営業をしている友人・知人」「友人・知人からの紹介」等が挙げられます。
キッカケは何であれ、安心した生活を送っていく為に必要とされる保障を、きちんと確保することはよいことです。自分のことを十分に理解した内容で提案してもらえたり、加入後も何かと親身にフォローしてくれたりする頼りになる付き合い相手なら、生涯のパートナーとして心強い限りです。
ただ、いくら付き合いがあると言っても中には自分勝手な保険営業の人もいます。また既に安心できる保障を確保していて新たに保険が必要ない場合もあります。それらの場合は、付き合いを大切にしながらも何らかの対応策が必要となります。
注意
現在は契約概要や注意喚起情報の提供、意向確認書の取り付け等が必要であり、内容が加入者の状況や意向に適し、理解し納得できた状態で初めて申し込みとなります。保険営業の人(保険募集人)が、付き合いで何の保障かきちんと説明せずに保険加入させるようなことは認められていません。今回のテーマは付き合いをキッカケに保険の検討を始めますが、最終的には内容に納得し同意し自らの意志で加入する場合のことを想定しています。
参考:「契約概要」と「注意喚起情報」って何?、新しくできた意向確認書で何がどう変わる!?
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