医療保険/医療保険の見直し方

月々の保険料を減らすにはどうしたら良い?(2ページ目)

「保障が大切なのはわかっているけれども、景気悪化で家計が大変!何とか月々の保険料を減らしたい」最近このような人が増えています。どうしたら良いかまとめてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

  • Comment Page Icon
■入院給付金日額を減らす
医療保障の中心となっている入院給付金の保障は、日額1,000円単位で設定が可能であり、5,000円や10,000円の設定で加入しているケースがほとんどです。この入院給付金日額の保障を減らすと、月々の保険料も減らすことができます。

例えば、現在入院給付金日額10,000円で加入している場合は、9,000円に減らす事で月々の保険料が9/10に、5,000円にすれば1/2に減ります。よくよく調べてみたら勤め先で別に保障があったり、死亡保険の方に特約で入院給付金の保障が付いていたりした場合には、無駄も省けて、保険料も減らせて一石二鳥です。

※入院給付金日額を減らすだけなら、新たな医療保険に入りなおさずに、減額という手続きで対応することが可能です。ただ、各医療保険や医療特約には入院給付金日額の設定に下限があり、場合によっては希望通りに減らせないこともあります。

■1入院あたりの支払限度日数を短くする
60日のタイプは保険料が安いのね
60日のタイプは保険料が安いのね
入院給付金の保障には、1回の入院で何日間まで保障してくれるかの限度日数が設けられています。現在では、1回の入院での限度日数は30日~1,095日と非常に多くの種類が存在していますが、中心となっているのは60日や120日のタイプになります。

もし加入している医療保険の限度日数が1,000日のような長期の場合は、これを60日や120日等の比較的短いタイプへ変えれば、月々の保険料を減らすことができます。

※この変更は、基本的に同じ保険で支払限度日数のタイプを変更する事はできず、新たな医療保険に加入しなおす必要があります。

■入院保障開始を遅くする
医療保険には入院給付金の保障開始日にいくつかの種類があり、「日帰り入院から保障」「1泊2日から保障」「5日目から保障(4日間免責)」「病気は8日以上入院で1日目からケガは5日以上入院で1日目から保障」等が存在しています。最近発売される医療保険は、多くが日帰り入院または1泊2日の入院から保障されるような内容になっています。

日帰りや1泊2日のような入院初期から保障するタイプは、他のタイプに比べて保障対象となる入院が多くなるので、当然保険料も他のタイプより高くなっています。つまり、入院保障開始が遅いタイプへ入りなおすことで、月々の保険料負担を減らすことができます。

※入院保障開始が遅いタイプの医療保険は最近商品数が減ってきている為、思うような変更ができないことも考えられます。


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます