医療保障の中心となっている入院給付金の保障は、日額1,000円単位で設定が可能であり、5,000円や10,000円の設定で加入しているケースがほとんどです。この入院給付金日額の保障を減らすと、月々の保険料も減らすことができます。
例えば、現在入院給付金日額10,000円で加入している場合は、9,000円に減らす事で月々の保険料が9/10に、5,000円にすれば1/2に減ります。よくよく調べてみたら勤め先で別に保障があったり、死亡保険の方に特約で入院給付金の保障が付いていたりした場合には、無駄も省けて、保険料も減らせて一石二鳥です。
※入院給付金日額を減らすだけなら、新たな医療保険に入りなおさずに、減額という手続きで対応することが可能です。ただ、各医療保険や医療特約には入院給付金日額の設定に下限があり、場合によっては希望通りに減らせないこともあります。
■1入院あたりの支払限度日数を短くする
60日のタイプは保険料が安いのね |
もし加入している医療保険の限度日数が1,000日のような長期の場合は、これを60日や120日等の比較的短いタイプへ変えれば、月々の保険料を減らすことができます。
※この変更は、基本的に同じ保険で支払限度日数のタイプを変更する事はできず、新たな医療保険に加入しなおす必要があります。
■入院保障開始を遅くする
医療保険には入院給付金の保障開始日にいくつかの種類があり、「日帰り入院から保障」「1泊2日から保障」「5日目から保障(4日間免責)」「病気は8日以上入院で1日目からケガは5日以上入院で1日目から保障」等が存在しています。最近発売される医療保険は、多くが日帰り入院または1泊2日の入院から保障されるような内容になっています。
日帰りや1泊2日のような入院初期から保障するタイプは、他のタイプに比べて保障対象となる入院が多くなるので、当然保険料も他のタイプより高くなっています。つまり、入院保障開始が遅いタイプへ入りなおすことで、月々の保険料負担を減らすことができます。
※入院保障開始が遅いタイプの医療保険は最近商品数が減ってきている為、思うような変更ができないことも考えられます。