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為替手数料でまさかの元本割れ!?
外貨投資といえば、まず外貨預金を思い浮かべる人も多いはず。外貨預金は、米ドルやユーロなど外貨建ての預金で、円預金に比べて高い金利が魅力です。外貨預金をするときに支払う為替手数料は、大手銀行で1米ドルにつき片道1円程度が一般的。店頭やホームページで確認できる売り(TTS)と買い(TTB)を見比べると、米ドルの場合2円程度の開きがあります。ドルを買うときに1ドルにつき1円、ドルを売るときに1ドルにつき1円、合計2円の為替手数料がかかることになります。さて、仮に1ドルが100円のとき、年利回り2%で1万ドルを1年間預けたとすると
10,000ドル×(2%×0.8)=160ドル(税引き後)
となり、1年後の為替レートが100円のままなら元本の100万円プラス16,000円が返ってくることになります。
一見ハッピーな話のようですが、実は、為替手数料を1ドルにつき1円として計算すると、合計20,160円を支払っていることになります。ということは、殖えたと思った16,000円から為替手数料の20,160円を差し引いてみると、ナント4,160円のマイナスとなってしまうのです。ついつい金利や利回りに気を取られてしまい勝ちですが、実は外貨投資をするときには、為替手数料が重要なチェックポイントになることが分かりますね。