株式市場にも為替市場にも激震が走った2007年。金額の大小はさておき、多くの人がイタ~イ思いをしたはず。そんな1年を反省とともに振り返ってみましょう。

悲劇のはじまり、サブプライムローン問題

荒々しい為替レートの動きはジェットコースターさながら
アメリカをはじめ、ヨーロッパやアジアも巻き込んで世界中に大嵐をもたらしたサブプライムローン問題。おかげで株式市場や為替市場がジェットコースターのように上下するので、ドキドキハラハラさせられた投資家は少なくないでしょう。

2007年夏以降を振り返ってみると、米ドルは122円台から107円までなんと12%も円高に。ユーロや豪ドルもそれぞれ10%、18%を超える円高に見舞われました。

これはすでに外貨に投資している人にとっては大打撃!わずかな間に損失がふくれあがり、泣く泣く撤退したという声は1つや2つではありません。

レバレッジが損失を増幅した!

神奈川県に住むAさんの場合、2005年にFXを始めてからというもの損をしたことがなかったのだそう。米ドル、ユーロ、豪ドルを保有していて、スワップ金利と為替差益の両方が手に入るので「年末には海外旅行にでも行きたい」と夢をふくらませていたところに、急な円高が襲ってきて…。

急な円高が起って、Aさんが目の当たりにしたのはレバレッジ効果によって増幅された損失の大きさだったといいます。レバレッジ効果はFXの特徴の1つで手元資金の何倍もの取引ができるしくみのこと。たとえば、10万円を証拠金として差し入れて100万円分の米ドルを買っていると(1米ドル=100円として)、為替レートが90円まで円高になると約10万円の損に。つまり「損失100%」になってしまうのです。

実際には多くのFX会社が、損失を一定範囲で食い止めるため、あるレベルに達すると自動的に決済する「ロスカット(損切り)・ルール」を導入しています。たとえば大手FX会社の外為どっとコムの場合(※)なら、差し入れてある証拠金の80%まで損がふくらむとロスカットが行われます。

幸い「ロスカット・ルール」には抵触しなかったAさんですが、「旅行先は海外から国内へ変更しました」と残念そうな様子。ほかにも、あちこちでショッピングや旅行の予定を変更したという話が聞かれます。

※ 2007年12月13日現在、ロスカットのレベルを自分でも選択できるようになっています。

失敗は教訓にしよう。損しない人のルールって?続きは次ページで