社会人の大学・大学院/社会人の進学・学生生活事例

借金からの出発、留学実現の学費やりくり

学びたい!と思った時、気になるのはやはりお金。私費でアメリカ大学院留学を実現させた私がどうやって学費をやりくりしたか、教えます!

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

「進学したい」、そう思った時にぶち当たるのは、受験とともにお金の壁である。進学を希望する読者の方からの相談の多くが「お金の悩み」であり、私自身、短大、大学、大学院と学歴を重ねたため、相当な額を学費に費やしてきた。

今回は私がどうやって学費を工面してきたかをご紹介したい。

社会人1年目、借金90万円

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いきなり見たこともない額の借金が肩にのしかかる

私にとって最初の壁は、高校3年生の時にやってきた。

進路を決めかねていた私だが、下に妹と弟が控えていたこともあり、経済的に無理だと自分で判断し、高校卒業後は就職するつもりでいた。
しかし高校で開催された就職説明会で社会人になることの厳しさに圧倒され、担任の先生のススメもあり「今はまだ就職したくない」という理由で進学を選んだ。

結局、就職説明会の後から準備を始め、なんとか志望短期大学(4年制は選択肢にはなかった)に合格。周囲のすすめで何がなんだかよく分からないまま日本育英会(当時)の第1種奨学金を申請し、面接を経て合格、貸与決定となる。結局2年間で90万円弱の奨学金が銀行口座に振り込まれたが、その大半は短期大学の学費に消えていった。(足りない分は両親が出してくれた)

短期大学卒業後、就職。その年初めて「卒業したら返さなければならない」という貸与奨学金の意味を知った。驚いて母に聞いてみると「そうよ、この奨学金は返済しないとならないのよ」と平然と言う。しかも返済するのは、私本人らしい…。まさに寝耳に水!

社会人1年目。早くも借金90万円が両肩に重くのしかかっていた。



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