おそらく皆さんがイタリアンのレシピで、目に付くのが「パルミジャーノ・レッジャーノ」と「グラナ・パダーノ」だと思います。
実際、イタリアだけでなく日本においても多くのレシピに2つの名前が登場していると思いますが、その違いは特に指定していません。どちらかと いうとレシピにパルミジャーノが書かれていても「グラナ・パダーノに代用可」とかあるはずです。
そこで、その2つの違いと私のオススメチーズメーカーをご案内します。
パルミジャーノ・レッジャーノは、イタリアは美食の町、エミリア・ロマーニャ州のパルマ周辺からレッジョ・エミリア地区で作られます。だから
パルミジャーノ(パルマ地区)・レッジャーノ(レッジョ地区)と呼ばれます。
さて、パルミジャーノは、その作り方製法は法的規制を受けており、パルマ、モデナ、レッジョ・エミリア地区で育てられた牛乳のみで作られており、最後にパルミジャーノ・レッジャーノ組合の厳しい品質検査を受けて、そこでパルミジャーノ・レッジャーノとして認定され、そのチーズの周りに刻印が押されるのです。
一方、グラナ・パダーノとはなんでしょう? これはよく「パルミジャーノのできそこない」と言われていますが、そうではありません。パルミジャーノのできそこないには「×」マークがつけられ、「グラナ」の刻印はありません。そう、こちらもしっかりとした製法で作られているパルミジャーノと同じ硬質タイプのチーズです。グラナパダーノは、ピエモンテ州、エミリアロマーニャ州にまたがるパダーノ平原で作られているので、このような名になりました。性質は、2年熟成させ、硬質であるという点で、パルミジャーノ・レッジャーノとほとんど変わりありません。
しかしショップでは、パルミジャーノはちょっと高級で、グラナパダーノは一般的と見られています。実際に値段もそうなのですが、味は著しく違うわけではありません。
そして今回私が大好きなパルミジャーノとグラナパダーノをご紹介するわけですが、これは来週から行われるFOODEX(3月12日~15日幕張メッセにて)に来日するVirgilioのものです。まだ日本に正規代理店はありませんが、イタリア人の友人がこちらに勤務しており、時々チーズのテイスティングを私に求めてくるので、その縁もあり、こちらのチーズのファンになってしまいました。
このヴィルジリオのチーズは、イタリアでも多くのスーパーで見ることができる、一般家庭用にパッケージされているものです。また、業者向けイベントFOODEXでは代理店を募集しているとのことですが、一般向けに5月に大阪で開催されるイベントにも来るそうです。お楽しみに!
宣伝させていただけるであれば、担当者のメールです。イタリア語のみの対応になりますのでご注意を!