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日陰を明るく!カラーリーフプランツ

単なるグリーンではなく、イエロー系やチョコレート系の色をしている植物を、「カラーリーフプランツ」といいます。これらの植物を効果的に使って、日陰を明るく演出する方法を紹介します。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

「カラーリーフプランツ」とか、「フォーリッジプランツ」と呼ばれる植物を知っていますか?
単なるグリーンではなく、イエロー系やチョコレート系の色をしていたり、「斑入り」といって、葉に模様が入っていたりして、葉に特徴のある植物のことです。

※「カラーリーフ」や「フォーリッジプランツ」の情報は、こちらの記事でもチェックできます。
専門展でチェック!花と庭のトレンド
葉っぱの使い方に注目!フラワーショウ報告

これらの植物には、日陰でも元気に育ってくれる品種のもがたくさんあり、これらの植物を効果的に使えば、普通、植物が育ちにくいといわれている日陰を、明るく彩ってくれます。
イギリスでは・・・
イギリスでは、あえて日陰をつくって、これらの植物を楽しむ例も。

それでは、比較的手に入れやすい、代表的な品種を紹介していきましょう。

宿根草類

ホスタ
■ホスタ(ギボウシ)

江戸時代、日本からヨーロッパに渡り、品種改良によって様々な品種が生み出されたのち、再び日本に上陸したホスタ。今では、日本とヨーロッパ、いずれの地域でも、ガーデンを彩る植物として欠かせない存在となっています。
冬の間は地上部が枯れますが、環境に合えば年々株が大きくなり、葉もしっかりとした大きさに育ってきます。


ヒューケラ
■ヒューケラ

ユキノシタ科の多年草。ここ数年、カラーリーフプランツへの注目の高まりともに、一般の方にも多くの種類が手に入りやすくなってきました。パープル系やシルバーの模様が入ったもの、さらに、ウェーブがかかったものや切れ込みの鋭いものなど、数十種類にも上る品種が、ヨーロッパやアメリカで盛んに生み出されています。

東京近郊なら、冬の間でも葉が残るので、「冬、さびしくなってしまうな」と感じる部分に植えておくと冬の間のポイントとして、活躍してくれます。


アエゴポディウム
■アエゴポディウム

セリ科の宿根草。写真は白い斑の入った‘バリエガータ’という品種。相当暗い日陰でも、何の問題もなく育ってくれる、とても丈夫な植物。

一般的に、日当たりの悪い環境に強い植物は、暗いグリーン色をしていることが多くて、そのような植物を組み合わせた空間は、より一層暗い空間になってしまいがちです。しかし、このように白い斑の入った植物を組み合わせることで、その空間が、かなり明るくなる効果があります。ですから、「相当の暗さに強い白斑の植物」というものは、とても便利な存在なのです。


低木類でもカラーリーフの品種があるんです。
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