■光ディスクの種類と寿命
記録再生時は非接触で、長寿命が期待出来る光ディスクですが、経年変化により、記録層の腐食や、変質により、わずか数年で正常に再生出来なくなってしまうことも有ります。
メディアの種類 |
お店で販売されている音楽CDや、DVDソフト |
何度でも書き換えが可能なブランクメディア |
書き込みが一度だけ可能なブランクメディア |
メディアの例(DVD) |
DVD-ROM |
DVD-RAM, DVD-RW |
DVD-R |
メディアの例(CD) | CD-ROM | CD-RW | CD-R |
記録方式 |
ピット(プレスによる凹) |
相変化記録 |
色素変化記録 |
記録方式の特徴 |
工場でプレス加工して製造され、物理的な凹で記録されるため、長寿命性では有利。 |
記録層に相変化材料を使い、レーザーを当てて結晶状態と非結晶状態を作る。 |
記録層に有機色素を使い、レーザーで色素を化学変化させる。 |
寿命を左右する要素 |
温度差、湿気。 記録層はアルミで出来ているが、腐食のおそれがある。 |
湿気、温度、紫外線。 湿気による腐食の他、温度や紫外線、薬品によって化学変化を起こし、データを失う可能性が有る。 |
寿命の目安 |
30年~100年 |
10年~100年 |
腐食したディスクの例 | |||