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バットシェバ舞踊団オハッド・ナハリン インタビュー!(3ページ目)

オハッド・ナハリン率いるバットシェバ舞踊団がこの秋来日公演を実現! ナハリンといえば、世界中の名カンパニーからオファーの絶えない現代ダンスシーンを代表する振付家のひとり。今回の来日公演では自身の振付作から名シーンを集めた『DECADANCE』を上演し、その世界観を披露します。ここでは、開幕に先駆けナハリンにインタビュー。作品への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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ナハリン氏の作品は舞台セットや衣装に頼らず、シンプルに表現するものが多いように感じます。そこに意図するものとは?

ナハリン>照明や衣装も重要ですが、ステージ(空間)の細部にもこだわっています。根底には概念(アイディア)が支えとなることにより、ダンサーが輝くことができるという考えがあります。

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(C)Gadi Dagon


ナハリン氏にとって、創作の発端、源とは? 

ナハリン>ユーモア、不安、官能性、恐れ、グルーブ感、野心、探究力、喪失感、情熱とダンスの愛情……、などを純化していくことに焦点を当て、よりダンスを明確化させています。

具体的に、クリエイションはどのような方法で行っているのでしょう。

ナハリン>ひと言では言い表すことができません。ただひとつ言えるのは、思ってもみなかったところに到着させてくれるような良いプロセスを期待している、ということです。

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(C)Maxim Warrat


ナハリン氏の作品には強いメッセージ性を感じます。ときに政治問題に挑んでいるとも言われますが、ご自身はそのことについてどう考えますか?

ナハリン>私の考える政治的観点は、インタビューなどでいつも自由に話しています。ただ振付をするときは、ほかの原動力やトピックスに焦点を合わせていきますので、最終的に政治的メッセージを超えることになります。

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(C)Maxim Warrat



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