秋の味覚「栗」。 あなたはどんな風に食べますか?
「栗」に含まれる豊富な栄養素
主成分は炭水化物(でんぷん)で、ナッツ類にしては脂質が少ないことで知られています。また、ビタミンA・B群・C・E・葉酸・カリウム・リン・亜鉛・鉄分などのビタミンとミネラルも豊富で、さつまいもに匹敵する量の食物繊維も含まれています。特に栗のビタミンCは、豊富なでんぷんに包まれているおかげで、加熱しても壊れにくいので、効率よく摂取できます。
抗酸化作用が高い「渋皮」
外側の固い皮が「鬼皮」。内側の種皮が「渋皮」です
その他、栗にはむくみ予防、身体を温める効果、高血圧予防、動脈硬化予防、貧血予防、風邪予防、美肌作りへの効果が期待できます。
栗は非常に栄養バランスがよく、少量でも高い栄養を摂取できますが、カロリーが高いので食べ過ぎには注意しましょう。
美味しい栗の選び方
皮のツヤと色が選び方のポイントです
- 鬼皮が褐色で、張りと光沢があり、ふっくらと太ったものを選びましょう。
- 古くなると水分が飛んで、重みと風味がなくなってしまうので、ずっしりと重いものを選びます。
- 傷がついているもの、黒く変色しているもの、穴が開いているものは古かったり、虫食いがある場合があるので、避けます。
生栗とゆで栗の保存方法
栗は固い皮に包まれているので、保存がきくと思われがちですが、時間が経つと水分が飛んで風味が悪くなってしまいます。購入したら早めに食べきるようにしましょう。■生栗の保存
ビニール袋などに入れて保存します
- 洗った栗の水気を切り、新聞紙にくるむか、ビニール袋に入れて冷蔵庫へ。1週間保存できます。
- たっぷりの水を張ったボウルなどを用意し、洗った栗を入れて冷暗所で保存します。毎日水を変えれば1週間保存できます。
- 洗った栗の水気を切り、ビニール袋に入れて冷凍すれば半年保存できます。食べるときは沸騰したお湯に入れて、ゆで栗かペーストにしていただきます。
■ゆで栗の保存
- ゆでで皮をむいた栗は、水を張ったボウルに入れれば3日ほど保存できます。
- 固ゆでした栗は、皮をむき、粗熱を取ってからビニール袋に入れて冷凍すれば半年保存できます。食べるときは沸騰したお湯に入れてゆで直します。
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