タブレットPC/タブレット・電子書籍端末の選び方

タブレット『Wi-Fiモデル』の通信事情(2ページ目)

通信回線を内蔵したセルラーモデルのタブレットを使い慣れてしまうと、いつでも・どこでもネットにアクセスできるので手放せなくなりますが、Wi-Fiモデルのタブレットは、こうは行きません。セルラーモデルと同じように使うには、モバイルWi-Fiルーターなどを用意する必要がありますが、どのような選択肢があり、どのような使い方に向いており、どれくらいの費用がかかるのか検証していきます。

傍島 康雄

執筆者:傍島 康雄

タブレットPCガイド

なにを優先するか?が選択のポイント

いずれも通信速度に関しては不満は出ないはずです。
しかし、最適なものを選ぶには、どのような使い方をするかで変わります。それでは、費用が安い順に見て行きます。

■公衆無線LANサービス
公衆無線LANサービスが最も安く利用できます。また、お使いの携帯電話会社によっては、無料で使える場合もあります。
無線LANなので通信速度は十分です。しかし、「移動中に使えない」や「使える場所が限られる」と心配になる方もいるかもしれません。たとえば、移動しながら細切れに作業するよりも、公衆無線LANが使えるカフェなどで、集中して仕事を進める方が効率が良いと考えることもできます。また、使う度に「ログインするのが面倒」と考える方もいるかもしれません。端末のMACアドレスを事前に登録しておくことで、面倒なログインを省くことができるサービスもあります。
公衆無線LANサービスの設定アプリ

公衆無線LANサービスの設定アプリ

■テザリング
通信費用を抑えつつ、移動中も使いたいのであれば、テザリングがオススメです。
これは、携帯電話網を使って通信するので、携帯の電波が入る場所であれば、いつでもネットに接続できる安心感を得られます。また、LTEに対応したスマホであれば通信速度も十分です。
タブレットとは、Wi-FiとBluetoothで接続する方法があります。
オススメは「Bluetooth接続」です。これは、Wi-Fi接続と比較するとバッテリーの消費が少ないので、スマホとタブレット共にバッテリーが長持します。
通信総量が7GBに制限されるので、先の公衆無線LANサービスと組み合わせて使うのがベストです。

■モバイルWi-Fiルーター
ある程度の負担が許容できるなら、モバイルWi-Fiルーターが選択肢に入ります。
通信専用回線を新に持つことになるので、他と比較すると費用負担はあがりますが、いつでも・どこでも使える安心感と、タブレットだけではなく、ノートPCやスマホなど通信回線として使えるので、費用負担相応のメリットがあります。
この場合、速度制限が気になりますが、UQ WiMAXを選べば、それがないので、気兼ねなくネットへ接続できます。

最後になりましたが、筆者のオススメは、テザリングと公衆無線LANサービスの組み合わせで使うことです。筆者の場合、移動中はテザリング、まとまった時間がある時は、公衆無線LANサービスと使い分けています。


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