企業のIT活用/IT経営の基礎知識

新入社員がやりがち!? ITトラブル回避策(前編)(3ページ目)

ITマナーや情報セキュリティに関して、ルール化や研修を実施する企業も増えていますが、先輩たちには当たり前でも、新人にとっては、まだまだ慣れていないことが少なくありません。若い世代のITリテラシーを過信せず、起こりうるITトラブルと回避策を事前に把握・共有しておきましょう。前編では、私的利用をはじめ、主に会社のパソコンを「自分のパソコン」と同様に扱うことによって生じ得るトラブルと回避策をお伝えします。

長谷川 渉

執筆者:長谷川 渉

企業のIT活用ガイド

Webからのダウンロード・インストールは原則NG

「個人のパソコンで使っているソフトを会社のパソコンでも使いたい」という考えから、会社のパソコンにフリーソフトなどをインストールすることも危険です。

万が一、そのフリーソフトが原因で情報漏えいなどが起こった場合、社会的信用を失うのは圧倒的に利用者のほうです。

普段からトラブルもなく便利だから利用したいという心理も分からなくはありませんが、特に無料で提供されているフリーソフトの場合、スパイウェアなどの不正なプログラムが組み込まれていないとも限らないのです。

悪意のないソフトであっても、質の悪いものは、システムやネットワークに悪影響を与える可能性も否定できません。

さらに、どこの部署の誰がどのようなソフトを使っているのか、会社側で正しく把握できなくなってしまうと、パソコントラブルが発生したときに、原因の特定が難しくなります。

これは、Web上で提供されているあらゆる情報・ファイルにも言えること。個人の判断で安易にインストール・ダウンロードすることは避けましょう。

後編へ続く
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