中国語

中国語学習をふりかえるためのポイント3つ(3ページ目)

年度末になり、自分の学びを点検する時期になりました。今年度から始めた方も、何年も続けて学んでいる方も、今一度自分の学習方法をふりかえって、来る4月からの新たな学びに備えましょう!

金子 真生

執筆者:金子 真生

中国語ガイド


ポイント3 教師は適切か

ここから書くことはすべて自分にも返ってくるのですが、だいじなことですね。

教室に通う場合、かならず教師との関係が生まれます。この教師をどう見たら良いかということにも残念ながら正解はありません。ただし、見きわめのポイントはいくつかあります。

・中国語ネイティブか日本語ネイティブか
入門から初級くらいまでは、日本語ネイティブの教師の方が適していると言えそうです(あなたが日本語ネイティブの場合)。彼らも同じように色々試行錯誤しながら学んできているはずだからです。きっと、発音の説明や文法理解の大きな助けになってくれるでしょう。

ちなみに私は、今でも日本語ネイティブの先生に教わっています。「比上不足,比下有余(上には上が、下には下がある)」で、自分が一番になることは絶対にありえませんから、目的さえ合えば、日本語ネイティブの先生にどのレベルでも習う意味はあると思います。

中国語ネイティブの教師に習うメリットは、やはり会話、作文といったアウトプット面にあるでしょう。教室で習った表現を使ってみたい、作文を添削してほしい。こういったとき、中国語ネイティブの本領発揮です。

ただし、しっかりと間違いを訂正し、きれいな中国語を書ける教師が少ないのも事実。信頼できる中国語ネイティブ教師に出会うことができたら、それはとても幸せなことです。アンテナを敏感にしていれば、きっといつか出会えるはずです。

・スパルタなのか優しいのか
学ぶ側の意識としては、「楽しく」進めたいですよね。ですから、優しい教師を選んでしまいがちです。この「優しい」というのが落とし穴で、正しい方向に持っていってくれる優しさなのか、その場を乗り切るための優しさなのか、しっかりと見きわめましょう。

その点、スパルタ教師は問題ないと思われがちですが、このタイプの教師は、ときに威圧的になりすぎるために学習者によることばの産出を阻む可能性もまた同時に持っています。自分の性格とレベル、目標によって色んな先生についてみるのも手かもしれません。

いかがでしたか?

ここに挙げた以外にも、グループレッスンか個人レッスンか、男性教師か女性教師かなど、様々な観点があります。

その1つ1つについて、気になっていったものから点検していくと良いでしょう。4月からまた心機一転、中国語の勉強を頑張ろうという方、少しでも勉強以外の負担を減らすためにも、この年を丁寧にふりかえってみませんか。

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