定年・退職のお金/老後資金の貯め方

老後のための貯蓄額、いくら必要?

人生90年時代、老後への不安が増幅しています。理由のひとつが、老後の収入の柱である年金の先が見えないこと。原則65歳まで働き続けることができるようになったとはいえ、老後をアクティブに生きるためには、年金を補完する資金を準備する必要があります。その考え方と計算方法を理解し、老後のための貯蓄額を把握しましょう。

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リタイア後の収入の柱は2つ

老後の生活を賄う資金は、預貯金、退職金、公的年金(老齢基礎年金・老齢厚生年金・退職共済年金など)の3つ。中でも、リタイア後の主な収入源は、退職金と公的年金の2つです。企業年金が給付される人も少なくありませんので、勤務先に確認するといいでしょう。

では、それぞれの金額の目安を見ていきましょう。

【1】退職金

退職金の額は、会社の規模や職種、勤続年数等で異なります。「平成25年就労条件総合調査結果の概況」(厚生労働省)によると、平成24年の1年間における勤続35年以上の定年退職者の退職給付額は
  • 大学卒(管理・事務・技術職) 2562万円(1567万円)
  • 高校卒(管理・事務・技術職) 2272万円(1470万円)
  • 高校卒(現業職) 1872万円(1184万円)
でした。これは、退職一時金だけでなく年金払いの分も含む金額です。カッコ内の金額は、退職一時金のみの場合です。

【2】公的年金
老齢基礎年金や老齢厚生年金は、毎年送付されてくる「ねんきん定期便」で、退職共済年金は共済組合が発行する「お知らせ」で金額を確認します。老齢厚生年金や退職共済年金を受給している夫が死亡した場合、一定条件を満たす妻には遺族厚生(共済)年金が給付されます。

Aさん夫妻のリタイア後の収入はどれくらい?

では、Aさん夫妻のリタイア後に予定される収入を見ていきましょう。

【1】退職金 2500万円
【2】年金合計 6032万円
夫:(老齢基礎年金+老齢厚生年金)×12カ月×平均余命
=(6.4万円+10万円)×12カ月×19年=3739万円
妻:老齢基礎年金×24年+遺族厚生年金×5年
=6.4万円×12カ月×24年+7.5万円×12カ月×5年=2293万円

以上から、Aさん夫婦の、65歳から夫婦の平均余命までに予定される収入の合計は8532万円になります。

では、老後までに貯めるべき金額はいくら? 続きは次のページ>>>

更新日:2014年04月21日

(公開日:2010年04月14日)

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