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「骨」を正して痩せる!(2ページ目)

肩甲骨、背骨、股関節、骨盤を本来の正しい位置に戻すことが、痩せへの近道です! それぞれの骨の役割や歪みの原因、さらに歪みで太りやすくなる理由について詳しく解説しています。

和田 清香

執筆者:和田 清香

ダイエット・ボディケアガイド

正しい背骨のメカニズム

背骨は身体の中心を縦に走る骨で、頭蓋骨から骨盤までをつないでいます。この背骨の柔軟な動きによって、身体を前後左右に動かすことができます。また、背骨は横から見たときにゆるやかなS字カーブを描いていることが理想。このカーブが背骨をしなやかに動かすほか、身体の動きからショックを吸収するバネのような作用を可能にし、頭蓋骨や脳を守っているのです。

そんな身体の軸である背骨が、姿勢の乱れなどにより歪むと様々な機能が低下します。例えば、背中が丸まる猫背の場合、お腹の筋肉がゆるむのでお腹がポッコリと出てしまったり、背骨が過度にカーブしている反り腰の場合は、腹部が伸びるほか腰痛の原因にも。

つまり、身体の軸である背骨を本来の位置に戻すことが大切なのです。こうすることで、普段あまり使わないインナーマッスルも活性化され、運動効率も上がり、自然と痩せやすい体に変化していきます。

■正しい背骨と姿勢を取り戻すエクササイズ

つむじ~尾てい骨までを一直線に!

つむじ~尾てい骨までを一直線に!

1.  つま先を天井に向けて座り、両手でつま先を包むようにつかむ(つま先が掴めない人は、足首でもOK)。つむじ~尾てい骨までが一直線になるように、背骨を伸ばす。

この時、頭を下げたり背中が丸くならないようにすること!

 


 
おへそを天井に刺すように!

おへそを天井に刺すように!

2. お腹で背中を押し上げるように、背骨でアーチを作る。1と2の動きを交互に、呼吸に合わせて5~6回繰り返す。

自分の背骨が柔軟に動くようなイメージで。

 


 

正しい肩甲骨の基礎知識

肩甲骨は腕や手を自由に動かす起点で、身体の中で唯一、宙に浮いて動く骨です。「天使の羽」とも呼ばれるように、本来は天使の羽のようにフワフワと柔らかく動くことが理想。肩甲骨が自在に動けば、肩甲骨まわりの大きな筋肉が使えて代謝が上がり、ダイエット効果も上がるのです。

ただ、同じ姿勢で長時間仕事をしたり、猫背の姿勢が癖になることで、肩甲骨がガチガチに動かなくなっている人が多いもの。こうなると、肩甲骨の裏側に老廃物が溜まりやすくなるので、背肉、首やデコルテまわりのむくみにもつながります! くっきり浮き出た肩甲骨を目指すには、マメに肩甲骨を動かす努力が必要です。

■しなやか肩甲骨ストレッチ

肩甲骨の間をつぶすように寄せる

肩甲骨の間をつぶすように寄せる

脚を肩幅に開き、腕を垂直に上げた状態から写真のように両腕を下ろし、肩甲骨を引き寄せる。その状態のまま5秒キープ。胸をよく開くようにするのがポイント。

この動きを5回繰り返す。



 
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