つらい花粉症の鼻づまりや咳にはアロマ吸入が即効
つらい花粉症の鼻づまりや咳にはバスタオルと耐熱ボウルを用意して蒸気吸入すると深いアプローチになります
鼻が詰まると粘液が溜まることで思考能力が低下して頭がボーっとします。また処理しきれない鼻水がしたたり落ちたり、鼻を咬んでも溜まった鼻水が出てこなくて頭が痛くなったりもします。
体液のめぐりが滞ると、顔周りのリンパ液の流れも悪くなり顔がむくんでしまったり、むくんだ顔で気分が塞いでしまったり、せっかく春めいた日差しの日々も花粉症のおかげで楽しく過ごすことが出来なくなりますよね。
みなさん、鼻が詰まったりのどが痛い時、咳が止まらない時に病院に行って吸入治療をしたことはありませんか? 蒸気のような煙に含まれた薬が専用の機器から出てきて、それを直接鼻や口から吸い込んで治療する方法です。
アロマの蒸気吸入とはこれと同じような効果を期待する療法的で即効性のあるアロマケア方法です。精油を蒸気と一緒に吸入することで、病院で吸入治療をするような効果が期待できます。
なぜならそれは、精油の物質的特徴として、薬と同様な性質を持つ植物が天然に産み出した化学成分であるからです。よって、人が精油を体に摂り入れると薬と同様な代謝経路をたどる物質なので、吸入することで精油も同様な代謝メカニズムで体に働いてくれているということになります。
アロマ蒸気吸入の方法
では、アロマ蒸気吸入の方法をお伝えしましょう。方法はとても簡単! 「耐熱ボウルとお湯に精油を3滴」用意して、蒸気を吸い込むだけです。「即実践! 花粉症に役立つアロマケア」の記事では、「お風呂を活用する蒸気吸入の方法」を主に紹介しましたが、つらい症状に困ったときは、この方法が一番即効性が期待できます。左から、バスタオル、耐熱ボウル、精油
・大判のバスタオル1枚
・耐熱ボウルまたはマグカップ
・お湯(1回沸騰させて湯気が良く立った状態がおすすめ)
・症状に役立つ精油 3滴
お湯を注ぐときは火傷に気を付けましょう。ある程度温度が高くないと湯気が少なくなり吸入がしづらいです。
(1)耐熱ボウルに熱いお湯を適量張る。こぼすと火傷の恐れがあるので、半分くらいを目安に好みでお湯を注ぐ。湯気をたくさん吸いこみたい時は7分目くらいまで張ると湯気を多く感じる。
つらい花粉症の鼻づまりや咳にはバスタオルと耐熱ボウルを用意して蒸気吸入すると深いアプローチになります
(例)花粉症や咳、鼻水に役立つレシピ
・ユーカリ 2滴 ・ペパーミント 2滴
・ローズウッド 1滴 ・ ラヴィンサラ 1滴 など
湯気が逃げないようにバスタオルで覆って吸入する。お湯をこぼして火傷をしないように注意しましょう!
※【注意点】精油が目に染みる為、必ず目を閉じて蒸気吸入しましょう!
蒸気吸入するときのポイント
蒸気吸入は「つらい症状に悩んだとき」に行える深いアプローチ方法です。就寝前の蒸気吸入は効果が高いと思いますので、なかなか時間が取れない場合は「寝る前」を意識して時間を見つけ、上記の方法で蒸気吸入されてみてください。蒸気を吸い込むとむせる場合がありますが、ガイドはそのくらいが効果が感じられると感じています。瞬間むせてしまいますが、だんだんと吸い込むうちに治まってくることが多いので試してみてください。
症状が落ち着くと、回数を重ねることでだんだんとむせるのも治まる場合があります。それを目安に、お風呂での蒸気吸入に切り替えると自分の体調管理に役立つ使い分けの方法になります。
なるべく「精油のローテーション」を意識して蒸気吸入を行うことをおすすめします。
おわりに
アロマ蒸気吸入は、療法的なアロマテラピーの方法になります。精油の深い効果を感じるケアになります。安全に精油の効果を楽しんで頂きたい為、「精油のローテーション」の記事を読んでいただいてから実践して頂くことをおすすめします。アロマテラピーのケアは、医療行為ではありません。精油は薬と同様な代謝経路をとる物質であり、精油には植物が持つ素晴らしい薬理効果がありますが、アロマテラピーはその方法や薬理効果を自己判断で行うものです。何かご不明な点や不安な点がある場合は必ず主治医や身近なアロマセラピストに安全を確認して、自己責任で行ってください。
安全に活用することでアロマテラピーは生活にとても役立ちます。植物が自分の力で産み出した精油の効果は素晴らしいです。安全と自己責任を踏まえつつ、精油の薬理効果を生活に役立てて頂けたら嬉しいです。
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