海外留学
TOEFL PBTとは?
1960年代に実施されるようになったTOEFLは、最初ずっとPaper-Based Test(コンピューター自体が一般的ではなかった)!でした。これは、- Listening
- Structure and Written Expression(要するに文法)
- Reading
内容にも大きな違いがあります。紙幅の関係で少しだけご紹介。
ListeningはPart A, B, Cとわかれていて、Aの問題は、
男性「この絵、好きじゃないなあ。」
女性「わたしもです。(Neither do I.)」
質問:女性は何を言っているか。
解答は4択の選択式です。
これを現行のiBTと比較するほうがムリだ!なんて、すでにiBTを受験された方はおっしゃるに違いありません。iBTに文法のセクションがないことも考慮すると、先ほどのiBT100=PBT600などの換算も違和感があるかも、ですね。
その文法のセクションは、
(1)穴埋め
(2)間違いさがし
という、日本人にはとてもなじみ深い形式でした。これらの問題の多くは、該当箇所だけ見れば、意味がわからなくても正解が得られるという、テクニック満載のセクションだったため、対策としては大きな位置を占めていました。
そんなんでいいのか?!もちろん、当時にも、すでに、Speaking / Writing / Integrative skillsという3つのスキルを測定するという考えはあったのですが、いかんせん、テクノロジーがまだここまで発達していない状況では、どれも圧倒的にマンパワーが必要で、feasibility(実現可能性)というテスティングの重要なポイントを満足できなかったわけです。
TOEFL CBTとは?
これが技術的に多少改善されたのがComputer-Based Testでした。ただ、セクションなど構成は同一でした。ようするにパソコンでやれるようになった、というだけです。その代わり、writingは必須になり、それが文法セクションのスコアに組み込まれました。スコアは各セクションが30点満点、その平均を10倍して、0~300点のレンジでスコアが算出されます。iBT=100がCBT=250, そしてiBT=80がCBT=213となります。詳しい換算表は、TOEFLを作成、実施しているアメリカの非営利教育団体Educational Testing Service(ETS)のホームページから手に入ります。TOEFL iBTへ
ETS発行のオフィシャルガイド(現行左)
- Listening
- Reading
- Speaking
- Writing