自動車保険/自動車保険の選び方と比較ポイント

軽自動車と普通自動車、任意保険料の違いは?

2017年4月、久々に自賠責保険が値下げとなりました。2013年4月の自賠責保険の値上げ時、軽自動車は20%の値上げとなり、全車種で最大の値上げでした。2017年4月、自賠責保険は全車種値下げとなりましたが、自賠責保険の値下げ幅はどのぐら?また任意保険の軽自動車と普通自動車の保険料はどれだけ違うのでしょうか?

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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軽自動車と普通自動車、保険料の差をチェック

税金が安く、高速料金も安く、燃費がよい軽自動車。人気も高く、中古市場で高値がつくこともあります。2017年、全車種で自賠責保険料が値下げになりましたが、過去には軽自動車の保険料が極端に高くなった改定もありました。改定前(2016年度)、改定後(2017年度)の自賠責保険料は以下の通りです。

軽の自賠責保険料はやや値下げ

車価や燃費はもちろん、税金や諸経費も安く済むのが軽自動車の魅力です。保険も当然安く収まるイメージがありますが…

車価や燃費はもちろん、税金や諸経費も安く済むのが軽自動車の魅力です。保険も当然安く収まるイメージがありますが…

平成25年4月より自賠責保険料が改定されました。その保険料は以下の通りです。

軽自動車(検査対象車)
36ヶ月
2016年度 36,920円
2017年度 34,820円

24ヶ月
2016年度 26,370円
2017年度 25,070円

12ヶ月
2016年度 15,600円
2017年度 15,130円


ちなみに2017年度の自賠責保険料を自家用乗用車と比較すると…

2017年度
24ヶ月
自家用乗用自動車 25,830円
軽自動車(検査対象車)25,070円

となっています。過去の値上げ幅が元に戻った印象はなく、普通乗用車、軽自動車の自賠責保険料はあまり差が見られません。では任意保険はどうでしょうか?


任意保険の保険料はどうなる?

では、軽自動車と普通自動車、任意保険料はどうなるのでしょうか?
人気の軽自動車NBOX、プリウスの保険料を比較してみましょう。


もともとの車両価格が違うため、車両保険を入れれば、プリウスがNBOXの保険料を大きく上回ります。そこで車両保険なし、以下の条件で試算しました(保険料はいずれもSO社、AX社、SE社の平均)。

●保険契約条件
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
搭乗者傷害保険:1000万円
人身傷害補償保険:3000万円
自損事故:人身傷害保険にて対応
無保険車傷害:2億円

ドライバー:男性(39歳)
運転者限定:本人
免許証:ゴールド免許
年間走行距離:8000km未満
等級:14等級

●普通自家用車
車種:日産 プリウス(平成29年4月、ZVW55)
任意保険料:2万2166円

●軽自動車

車種:ホンダ NBOX(平成29年4月、JF1)
任意保険料:2万2606円

自賠責保険では安かった軽自動車ですが、任意保険ではわずかに普通自家用車(プリウス)のほうが安い結果になりました。

次にまったく同じ条件で、ほかの軽自動車、LLクラスのミニバンで試算をしてみます。


>>軽自動車の任意保険には、こんな秘密があった!?
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