自動車保険の選び方と比較ポイント

更新日:2004年10月18日

共済と保険は何が違うの?

自動車保険を比較する際に一度検討しておきたい「共済」。自動車保険とどのような違いがあるのでしょうか?また加入に際しての注意点について考えてみましょう。

文章: 平野 敦之(All About「自動車保険」旧ガイド)

共済と保険の違いを理解しよう!

共済と保険の違いを理解しよう!

自動車保険を選ぶときに選択肢の一つには「経済」を考えたことはないでしょうか。しかし「共済」と「保険」とは一体何が違うのかがよく分からない人も多いと思います。

また損害保険会社ではなく共済に加入している人もいると思いますが、制度や仕組みの違いをよく理解しておいてください。

「共済」と「保険」はどのように違うか?

自動車保険は「保険業法」という法律に基づいて認可を得た損害保険会社が取り扱いできるものですから、保険という言葉自体を保険会社以外で使うことができません。

ですから共済では自動車“保険”とは言わず自動車共済あるいはマイカー共済などという名称になっています。

「保険」は不特定多数の人を対象にしていますが、「共済」はある特定の地域・職業などの団体に限定された人を対象にしている助け合いの制度です。

また損害保険会社が保険業法を根拠法にとしているのに対して、共済の根拠法は様々です。

例えば。
(1)JA共済 
根拠法:農林協同組合法   監督官庁:農林水産省
(2)全労済、県民共済、CO・OP共済
根拠法:消費生活協同組合法 監督官庁:構成労働省  となっています。

しかしながらその一方で根拠法のない共済、いわゆる「無認可共済」といわれるものも数多く存在しています。ちょっと怪しげな○○○共済などといわれるものは無認可共済です。

また共済には損害保険契約者保護機構のように保険会社が経営破綻した場合に契約者保護を行うセーフティネットはありません


根拠法のある共済とない共済は何が違うのか?

一定の条件を満たしていれば共済は設立することができますから、根拠法がないからと言って違法というわけではありませんからここは勘違いのないようにしてください。

根拠法のある共済は、その共済事業に関して法律で定められている上に共済事業そのものに対して各監督官庁がチェックが行われています。

根拠法のない共済はいわゆる無認可共済などと呼ばれており、共済事業に関して特に法律による定めがなく、監督官庁によるチェック機能もありません。

そうしたところから懸念されることは、
(1)経営破綻した場合に契約者の保護がされない。また契約者が財務内容を把握するのも難しい。
(2)規制がないために不適切な募集販売がされる可能性がある

などということが考えられます。


自動車保険との比較するときには注意点

自動車保険との比較をする際には一般的には損害保険会社に割引が引き継げるところが使いやすいと思います。

双方の割引を引き継げるところとそうでないところがありますから、この点はチェックしておきましょう。

共済は=安いというイメージがありますが、リスク細分型の商品までは発売していませんので、単純な安さを求めるなら様々なところで比較しておいた方がいいでしょう。

万が一の補償の点からみても、例えば全労済などのマイカー共済をみると補償や特約、ロードサービスなども損害保険会社と大きな違いはなくなってきています。

「共済」と「保険」。どちらが良いというものではありませんが、仕組や制度の違いを理解して自分のライフスタイルに合うものを選らんでください。
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この記事の担当ガイド

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西村 有樹

自動車保険の記事を多数手がけるガイドが、契約者の立場で自動車保険を簡単に解説します。

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