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イギリス・アイルランドのチーズ

いまや世界各地で作られている「チェダー」チーズはイギリス生まれ。エリザベス女王の好物である世界3大ブルーチーズなど、一度は試したいチーズがそろっています。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

イギリスのチーズ 

スティルトン

スティルトン。ポートワインと好相性

イギリスは牧草地も多く、チーズ作りに適した土地。古くから各地でチーズが作られてきました。19世紀に疫病の流行によって大量の牛を失い、工場での大量生産が加速しましたが、1980年代からは再び伝統的な手法に基づくアルチザンチーズ(職人による手作りのチーズ)を作ろうとする動きが活発化。イングランド南部のコーンウォール州で作られている「ヤーグ・コーニッシュ・チーズ」などはその動きを受けて生まれたものです。

イギリスを代表するチーズは、ハードタイプの「チェダー」。エリアやレシピを限定していないので、いまやイギリス国内をはじめ、世界各地で作られていますが、本場はイギリス南西部のサマセット。伝統的には低温殺菌しない牛乳を使い、布にくるんで形を整えます。

エリザベス女王の大好物でもあり、世界3大ブルーチーズのひとつにも数えられるのが、18世紀に生まれた「スティルトン」。レスターシャー、ノッティンガムシャー、レスターシャーの3州で作られおり、熟成が進むにつれ、バターのようななめらかさが出てきます。

 

アイルランドのチーズ

アイルランドでは数百年前からチーズ作りが行われてきましたが、盛り上がりをみせているのはごく最近の話。1976年にフェロニカ・スティールが作ったウォッシュ製法の「ミリーンズ」がきっかけでした。ゴーダにも似た「クーレエ」、ヤギや羊で作るクリーミーな「ノックドリナ・ゴールド」など、新しいチーズも次々に賞を獲得しています。

世界のチーズ
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