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ル・コルビジェの建築と光

近代建築の巨匠ル・コルビジェの建築と光についてご紹介します。今回は、コルビジェの建築が多く集まる街としても有名なフランスのフェルミニにあるサン・ピエール教会と集合住宅ユニテ・ダビタシオンをご紹介します。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

サン・ピエール教会 

サン・ピエール教会

写真1.2006年に完成したサン・ピエール教会

ル・コルビジェ(1887―1965)は20世紀を代表する、言わずと知れた建築家で、近代建築の礎を築いた一人でもあります。建築の合理性と機能性を重視し、日本でも戦後の建築はもちろん、現代の建築にも大きく影響を与えています。

フランスのリヨン近郊のフェルミニ=ヴェール地区(Ferminy-Vert)はコルビジェが都市計画にかかわり、文化会館、スタジアム、ユニテ・ダビタシオン(集合住宅)、スイミングプール、サン・ピエール教会の設計を行いました。それぞれの建物はフェルミニ(Ferminy)駅から歩いて10分~15分程度の距離で近接しています。

サン・ピエール教会

写真2.光が差し込む礼拝堂の窓

サン・ピエール教会は、1960年から計画が行われ、70年代から工事が始まりました。しかし、資金難などの問題で中断し、その後、建築的価値や観光資源としても期待できるということから、工事が再開され2006年にようやく完成を迎えました。

天井と西側の壁面の「光の大砲」と呼ばれる3つの窓(写真2)と、東側壁面の円形の小さなバラ窓(写真3)から光が差し込み、時間帯によって異なる様々な表情が魅力的です。私が訪れた日はあいにく曇りだったのですが、晴れた日の午前中がもっとも美しいそうです。

壁面は蛍光灯が内蔵されたアッパーライトが躯体に組み込まれており、天窓と同様に内部に色が付けられています。

サン・ピエール教会

写真3.時間帯によって様々な光の表情が見られる

次のページではユニットタイプの集合住宅ユニテ・ダビタシオンをご紹介しています。

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