高級マンション/ヴィンテージマンション・名作マンション

ヴィンテージマンションのリフォーム事例<目黒三田>(2ページ目)

ヴィンテージマンションを買って思い通りにリフォームをかける。近ごろ流行りの手法である。しかし十分にリスクを理解していなければ、これほど危なっかしいやり方はない。管理組合の運営力や構造、設備の見極め、そしてプロの活用が欠かせないからである。今回成功事例としてお手本となりそうな、万全の準備をもって「リノベーションヴィンテージ」を実現したS邸を取材した。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド


成功の前提は「手順」にあり

オーナーであるS氏は、物件購入に先立ち、リフォームを依頼する設計事務所を探しにかかった。インスピレーションを頼りにインターネットで調べたそうだ。そこで見つけたのが当サイト「高級マンションのリフォーム事例」でも取り上げた「カガミデザインリフォーム」。

S氏は1年後の引っ越しを目標に物件選びに入る。設計期間、工事期間をイメージしながら段取りしたのは「仕事柄身に付いたこと」だそうだが、この手順こそが成功の前提条件ともいえる。

最終2つの中古物件に絞り込んだところで、各務氏に現場を調査してもらう。設計のプロしかわからない点をチェックしてもらい、問題のないことを確認してから、購入に踏み切った。

オーナー(S氏)と各務さん(右)

オーナーS氏(中央)と各務さん
 


信頼関係を築けるかどうか

床下にあった専用部の給排水管はすべて取り換え、内装や間取りもまったく新しい空間に生まれ変わった。

このマンション最大の特長である間口の大きさをいかしながらも、プライバシーを確保するための造作壁を作る大胆なアイデアがあるかと思えば、機能性を重視しつつコンパクトにおさめた水回りの繊細さは建築家ならではの作り込みである。

取材したのは引っ越し後1か月経ったタイミングであったが、奥さんの感想の第一声は「見た目以上に収納が多いこと」。マンション住まいの最大の問題に悩まなくて済むうれしい誤算も、信頼関係のもとに完成した住宅である証しだ。

リビング

リビング


S氏一番のお気に入り「天井」

S氏一番のお気に入りはこの「天井」


機能的におさまった洗面脱衣室

機能的におさまった洗面脱衣室


玄関まわりは小物が散らかりがち。そこで台の下の隙間を設け、判子置きなどとして使う。既製品をすすめるパートナーでは実現しにくいアイデアのひとつ。

玄関

玄関


ちなみに、下の画像はリフォーム前のダイニングとキッチン。
正面の窓には隣の建物が。キッチンもほとんどクローズ型に近い

正面の窓には隣の建物が。キッチンもほとんどクローズ型に近かった


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