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「光熱費0円」、その実態とは?(2ページ目)

賃貸住宅で光熱費が0円だったら、どんなに家計が助かることでしょう。前回、紹介した「光熱費0の賃貸住宅」を実際に取材してきました!入居希望者も空室をお持ちの大家さんも必見です!

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

入居者はメーターで確認できる


ジラソーレ2メーター
今回取材した「ジラソーレ2」。ジラソーレとは、イタリア語で「ひまわり」という意味だそうアパートの棟ごとに付けられたメーターで発電量が分かる。天気のいい日には眺めるのが楽しみになりそう

今回、取材させていただいたジラソーレ2は、4戸と6戸のアパートが2棟並んでいるものでしたが、各棟に発電量が分かるメーターが取り付けられています。陽が照っているときには、モーターが回って電力会社に売電していることを表しており、これを各家庭で利用するという仕組みになっていました(各家庭の玄関脇に個メーターが付けられているので、それぞれの家庭での使用した電気量は分かるようになっている)。

ジラソーレでは、入居者が電気を使いすぎて太陽光発電では補えなかった部分の電気代については、オーナー負担となっています。それでは、入居者は本当にどれだけ使っても電気代がタダですから、ついつい使いすぎてしまうケースが生じてきます。
そのために、「キャッシュバックシステム」を設け、太陽光による発電量>消費電力 だった家庭には、半年に1回現金でキャッシュバックされるようになっているのです(基準値が設けられています)。これだと、自然と省エネ意識が生まれ、節約すればちょっとしたお小遣い稼ぎができるというわけです。

住み心地は快適


実際に入居している方にお話を伺いました。

「以前も賃貸に住んでいましたが、やはり光熱費が0円というのはとても魅力ですね。でもそれだけでなく、キッチンがIHだと火の始末の心配がないし、キッチンの空気がいつも新鮮なのが嬉しいですね。油などの飛び散りがないから汚れないし。また、エコキュートを使用したお風呂の水は、とてもマイルドで肌にとてもいいんです。ぴりぴりしていないというのか。化粧のノリが全然違って肌がしっとりするのが実感できますよ。」
とのこと。どうやらメリットは金銭面だけではないようです。

大家さんにとってのメリット


室外機
新築物件を「光熱費0」にするほうが、設計段階から計画できるので、スマートになる。中古だと、装置を置く場所を考えることも

アパートの規模や状態によって、一概には言えませんが、今回取材した賃貸物件では、だいたいリフォームの工事費用は1戸あたり約250万円だったそうです。家賃8万円の部屋が1年間空き室のままだと、大家さんにとって8万円×12ヵ月=96万円の損失になります。もし、長期間空き室になっている物件があるのなら、こういったリフォームをして人気物件に変えて家賃収入を得ることができますね。

ちなみに、太陽光を効率よく集めるためにはアパートは平たいタイプのほうがお得。3階建て以上の建物になると、屋上にパネルを設置しても一戸あたりに還元できる電気量が少なくなってしまうからです。2階建てで、なるべく平たいタイプのほうが、適しています。また、パネルは軽くはなってきていますが、やはり何十枚も屋根に載せるとなると、相当な重量になりますから、あまり築年が古い物件になると、その重量に耐えられなくなることもあるそうです。

今後もアサヒ給湯では、「光熱費0の賃貸住宅」を増やしていく予定だそう。今後の業界に注目したいですね。

<関連サイト>
・「光熱費0の賃貸住宅」
・アサヒ給湯 岐阜
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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