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二世帯住宅で暮らす/【実例】二世帯住宅の間取り・プランニング

独立二世帯住宅、コンパクトでも実現できる間取りとは(3ページ目)

建坪40坪という厳しい条件の中、コンパクトながら完全独立の二世帯住宅を実現した、フレキシブルな空間使いをご紹介します。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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将来対応は、最大限の準備で最小限の手間に

将来対応は、最小限のリフォーム工事で済む配慮が必要です。特に子世帯の場合、家族の成長期にリフォームが必要となるため、生活面での出費が多い時期と重なるものです。だからこそ、短い期間に少額で可変できることが大前提。それでは、そんな設計者側の配慮も含めて、将来対応をご覧下さい。

■1階の将来対応 想定
1階の将来対応 想定
資料提供:神奈川デザインオフィス
※画像をクリックすると大きく表示されます
  • 1階の個室を子世帯夫婦の主寝室に変更
    1階の一部屋は、当初は親世帯が使用しますが、子世帯に子供ができ、親世帯が片親化した場合など、子世帯夫婦の寝室を1階に移す事も想定されます。その場合は、納戸を含めて一部屋とするなど、若干のリフォームが前提となりますが、親世帯への影響は最小限としています。

■2階の将来対応 想定
2階の将来対応 想定
資料提供:神奈川デザインオフィス
※画像をクリックすると大きく表示されます
  • 2階に2つの子供室を作る
    2階北側のリビングとベッドルームのエリアを、最大3つのスペースに仕切れるよう計画しています。3つの組合せは、主寝室と子供室2室、または、2つの個室と勉強スペースなどへ変更が可能です。(※平面図は、こちらのパターンをご紹介しています)また将来、このようにスペースを分けた場合、当然照明の位置も変える必要がでます。そのため、スペースを分けた後に照明位置となる天井裏にも、あらかじめ配線の準備をしています。後からだと費用もかかり大変な工事になりますが、新築時ならば比較的簡単にできるものです。このように、最小限のリフォームで済む配慮をしています。

以上のように、フレキシブルな空間利用で、将来対応を可能にしたプランとなっています。特に、配線計画までしっかり提案しているのは、なかなかの配慮でしょう。配管(ガス・水道)は、後からの増設が大変という認識があり、計画当初から準備するケースが多いのですが、電気配線については配慮が至らないケースがあるのものです。将来対応を考える場合、これら設備関係はしっかり抑えて計画したいものです。


最後は、空間を広く見せるコツです。


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2024/04/30 更新
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