うつ病患者への接し方・言ってはいけない言葉

更新日:2006年06月07日

「ガンバレ」の一言が嬉しいとき、辛いとき

つい気軽に「ガンバレ~!」という応援メッセージを送っていませんか?でも、相手の心の状態を考えないで使うと、逆に傷つけることもあります。「ガンバレ」の一言がOKなケース、NGなケースとは?

「ガンバレ」が嬉しいケースとは?

心のエネルギーが満ちているときには、ガンバレが嬉しい
心のエネルギーが満ちているときの「ガンバレ」は嬉しい
「ガンバレ」の応援メッセージは、こんなときにいわれるととても喜ばれます。

1) 目標に向かっているとき
2) 新しいことを始めたいと思っているとき
3) あともう一歩というところで、自信をなくしかけているとき

このように、心のエネルギーが満たされていて、何かにチャレンジしたいと思っているときには、「ガンバレ」の言葉に励まされます。

また、ゴールがあと少しで、本人の努力次第で到達が可能な場合にも、起爆剤になります。マラソン大会のラスト1周の声援と、同じような効果です。ただし、あくまでも本人にやる気があることが前提です。


こんなときはどう?
「ガンバレ」の使い方

ガンバレは気持ちを込めて言おう!
「ガンバレ」は気持ちを込めて言おう!
たとえば、同じような状況でもその人の「心の状態」によって受け取られ方がはっきり分かれます。具体的なケースを参考にしてみてください。

ケース1) 仕事
⇒NGパターン
 人間関係や過重労働に疲れきっているとき
⇒OKパターン
 新しい企画を提案したり、昇格試験に臨もうとしているとき

ケース2) 育児
⇒NGパターン
 「自分の時間がない」「夫が話を聴いてくれない」などのグチを言い始めたとき
⇒OKパターン
 育児に追われながらも、資格や勉強などにトライしたいと思っているとき

ケース3) 介護
⇒NGパターン
  認知症や半身不随などのように、介護期間が長引くとき
⇒OKパターン
  大切な人との「お別れのとき」が、もう少しだと分かっているとき

「ガンバレ」は、とても便利な言葉だと思っている人が多いと思います。でも、本当は大切な人に「贈り物」をするような気持ちで言うべきなのです。

何も考えずに濫用するのはとても無責任で、その人の本質や現状を見ていない、ということになります。みなさんは、正しい使い方をしていますか?
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大美賀 直子

メンタルヘルスの分野を中心に執筆する産業カウンセラー、ジャーナリスト。都内私立大学学生相談室カウンセ…

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