バナナは手軽な食材ですが……
糖質とビタミンはあります! |
しかし、デメリットもあります。糖質は主に脳が使いますが、1日に取るべき糖質は150gから200g程度必要です。これらを全てバナナから取ると、7本から9本分となります。また、バナナだけでは蛋白質、カルシウムと動物からしか取れないビタミンB12は摂取できません。もちろん他の食事でうまく補えればよいのですが、痩せるかどうか別にして、朝バナナだけというのは栄養のバランスには欠けてしまうので、うまく使いこなせる人以外にはお勧めできません。
バナナダイエットをしたいなら卵をプラス!
たまごは良質な蛋白質 |
どうしても朝バナナダイエットに興味があるという人は、卵をプラスすることで、最低限の栄養を補うのがよいかもしれません。
じゃがいもは腹持ち指数が高い!
じゃがいもの腹持ち指数は300%以上! |
一方、じゃがいもは、別の指標、日本語に訳すと「腹持ち指数」が高い食材として注目されています。腹持ち指数は簡単にいえば満足度と熱量の関係で、高いほど同じ熱量での満足度が高くて、少量でも満腹感が得られる食材といえます。外国の指標なのですが、腹持ちの基準となるパンを100%としたとき、じゃがいもだけが300%を越えています。
バナナと同じ糖質をじゃがいもから150gから200g取るためには、じゃがいもの可食部を1個100gと仮定して8個から10個分となります。じゃがいもは、糖質とビタミンを含む食品なのでバナナと似ています。異なる点は蛋白質を含む点です。2%で計算すると8個(可食部800g)で16g、10個(可食部1000g)で20gの蛋白質を摂取できます。
カルシウムはスキムミルクから
カルシウムはスキムミルクから |
スキムミルク約25gがコップ1杯分ですが、50gすなわちコップ2杯分摂取すると成人の1日分の摂取量の600mgのカルシウムが摂取できます。蛋白質としては18g相当になります。熱量としては180kcalに当たります。
この秋はじゃがいもダイエット!
じゃがいも9個(可食部900g)・卵2個(可食部100g)・スキムミルク50gの栄養価は、糖質としては約200g、蛋白質は48g、カルシウム600mg、熱量としては約1000kcalとなります。もっとも単品ダイエットに近いので飽きがきて長期間は無理だと思います。体重50kgの人の基礎代謝は年齢によって異なりますが1000kcal以上/日なので、この栄養摂取だと確実に痩せます。秋はじゃがいもが美味しい季節ですので試しにやってみてはどうでしょうか?蛋白と糖質は足りているので筋肉量は維持されます。万が一継続出来なくても、リバウンドの心配はありません。