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社会人の編入・学士入試(3ページ目)

大学編入制度、学士入学の現状や仕組み、試験内容、受験準備について詳しく解説します。

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

編入試験受験にあたって絶対すべきこと

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大学編入についての情報を得るには、直接学校に問合せ担当者に聞くのが一番です
編入試験は各校によって、出願期間から試験内容まで全く内容が異なります。そのためこまめな情報収集が欠かせません。まず「編入したい」と思ったら、志望校のホームページあるいは直接学校に問い合わせて、募集があるかどうか調べてみましょう。

出願・受験日程、試験科目、学費等を確認したあとは、過去の入試問題(過去問)を入手します。過去問はホームページに掲載されていることもあれば、取り寄せを依頼する、あるいは実際に学校に行って閲覧するなどの方法があります。編入対策を行っている予備校で入手するのも良いでしょう。出題傾向を分析し、見合った編入試験対策をしましょう。

■大学編入予備校
・河合塾KALS
・中央ゼミナール
・日本編入学院
・清光編入学院

医学部学士編入に注目!

学士編入とは、大学を卒業した人(学士保持者)が再び大学の2年次、あるいは3年次に入学することです。そのなかでも注目なのが医学部学士編入で、医師を目指す社会人にオススメの制度。医学部学士編入とは、「大学卒業(見込)者がそれまで大学や社会で学んだ知識・経験を活かし、希望する大学医学部の2~3年次に編入学する制度」で、英語、小論文、生命科学(自然科学)など、一般入試に比べ試験科目が少ないのが特徴(河合塾KALSホームページより)です。短期大学卒業者でも受験資格に該当する場合があります。

文系出身者や、生物は勉強してこなかったという方でも合格する可能性はあるのでしょうか? 大学生・社会人を対象に医学部学士編入を手がける河合塾KALSにて、医学部編入講座(生命科学)を担当する井出冬章先生は、医学部学士編入試験に向いている人の条件として「経歴(文系か理系か、医学と関連ある職歴についているかどうか等)は関係ないようです。医師になりたいというモチベーションの高い方で、地道な勉強を苦にしない方であれば向いていると思います」と言っています。

標準的な準備期間としては、早い人で1年、非生物系でゼロから開始した場合、1~2年で合格した方が最も多いそう。社会人の場合は、「どれだけ勉強時間を捻出できるかが鍵」とのことです。

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