パワーポイント(PowerPoint)の使い方/スライドショーの実行

1つのプレゼンファイルを複数の目的で使う(2ページ目)

たとえば、一部のスライドだけが異なる「東京用」と「大阪用」のプレゼン資料を作るとき、どうしていますか?「目的別スライドショー」の機能を使えば、1つのファイルから複数のプレゼンパターンを登録できます。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド

目的別スライドショーを実行する


作成した目的別スライドショーを実行するときは、注意が必要です。通常、スライドショーを実行するときに使う画面左下の「スライドショー」ボタンや「F5」キーを押すと、目的別スライドショーに関係なくすべてのスライドが表示されてしまうからです。

目的別スライドショーを実行するときは、「スライドショー」メニューから「目的別スライドショー」をクリックし、「目的別スライドショー」ダイアログボックスで、実行したいプレゼンを選択してから「開始」ボタンをクリックします。これで、指定したプレゼンパターンのスライドショーが実行できる、というわけです。

通常のスライドショーの実行方法とは異なるので注意が必要だ

ただし、そうでなくても緊張しているプレゼン当日に、いつもと違う操作をするというのは、うっかり忘れがちです。「目的別スライドショー」ダイアログボックスを使わずに、指定したスライドだけを表示する裏ワザを紹介しましょう。

あらかじめ、実行する目的別スライドショーを指定しておく方法です。「スライドショー」メニューから「スライドショーの設定」をクリックします。

PowerPoint2007では、「スライドショー」タブの「スライドショーの設定」ボタンをクリックする

「スライドショーの設定」ダイアログボックスで、「スライドの表示」の「目的別スライドショー」をクリックし、実行したい目的別スライドショーを指定します。

実行するスライドショーは1つしか選択できない

こうしておけば、「スライドショー」メニューから「目的別スライドショー」をクリックして実行しなくても、画面左下の「スライドショー」ボタンや「F5」キーを押してスライドショーをスタートできます。

ここでは、「東京用」と「大阪用」の2つのスライドショーを同時に作成しましたが、日程別やターゲット別のスライドショーなど、共通するスライドの枚数が多ければ多いほど、「目的別スライドショー」が効果を発揮します。
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