問い合わせ窓口 |
プライバシーポリシーには個人情報の問い合わせ先、つまり事業者の問い合わせ窓口が以前から掲載されていました。最近、その下に『認定個人情報保護団体』という項目が追加されています。
例えば証券会社のプライバシーポリシーを見てみると、『当社は、金融庁の認定を受けた認定個人情報保護団体である日本証券業協会の協会員です。同協会の証券あっせん・相談センターでは、協会員の個人情報の取扱いについての苦情・相談をお受けしております。』という説明と日本証券業協会の窓口が案内されています。
反対に『現在、当社が所属する「認定個人情報保護団体」はございません。』と記述してあるプライバシーポリシーもあります。この認定個人情報保護団体とは一体何なんでしょうか?
認定個人情報保護団体は苦情の駆け込み寺
認定個人情報保護団体とは2005年4月1日から施行された個人情報保護法で規定されている団体です。個人情報保護法 |
第二節 民間団体による個人情報の保護の推進 |
第三十七条(認定)から第四十九条(主務大臣)の条文で認定個人情報保護団体が規定されています。 |
認定個人情報保護団体の重要な業務のひとつが、プライバシーポリシーに記載されている「苦情・相談」です。
苦情・相談 |
個人情報漏洩で、漏洩したと思われる事業者に問い合わせをしてみましたが対応に満足がいかない時、または最初から事業者に不信感をもち事業者の苦情対応窓口と対応したくない時に認定個人情報団体を利用できます。
だたし事業者が認定個人情報保護団体の対象事業者になっていなければなりません。これは事業者のホームページにアクセスしプライバシーポリシーを見ればわかります。
認定個人情報保護団体は、個人と事業者との間に入って第三者として調整を行います。個人にとっては事業者に苦情を言っても駄目な場合に、もう一つ受付窓口があることになり駆け込み寺的存在となります。
どんな認定個人情報保護団体があるのか? >>