大学生の就職活動/就職活動の選考対策

面接で自己PR・志望動機を上手く伝えるコツ(4ページ目)

いくら素晴らしい自己PRでも、その伝え方をしくじれば、相手には伝わらない。内容だけにこだわるのではなく、伝え方も意識して練り上げよう。今回は超一流の鮨職人から素材の活かし方を学ぶ。

執筆者:見舘 好隆

【コツ4】話す表情・姿勢

自己PRの伝え方
笑顔が基本だが、いつも笑顔よりも、話す内容によってメリハリをつけたほうが、笑顔が引き立つ。
小野さんが握るシャリは、「二郎握り」と呼ばれる独特の握り方で、空気を含ませるように握られていて、口にした時点でハラリと崩れる絶妙の固さだそうだ。結果、ネタとシャリが一体となり、美味しくなる。

この視点は、面接に例えるなら、やはり表情や姿勢のことだと思う。いくら自己PRや志望動機の内容が良くても、表情や姿勢がマッチしていなければ、面接官の心には届かない。例えば熱意を伝える時には前のめりになるのが自然だし、学生時代のエピソードを伝える時も、その場面場面に即した表情にならなければ、相手にはそのリアリティは伝わらない。また、先輩訪問のエピソードを伝える時も、先輩に対する感謝の表情が伴わなければ、意味が無い。

面接の練習をする時には、「話す内容と、表情・姿勢がマッチしているか?」をチェックしてもらうようにしよう。

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お金をかけていいネタを仕入れることは誰でもできる。小野さんはいくつになっても「この最高のネタを、もっと美味しくするにはどうすれば良いのか」と問い続けている。

面接も同じ。いくら偏差値の高い大学にいたとしても、いくら凄い経験をしたとしても、いくら時間をかけて素晴らしい自己PRを作ったとしても、その伝え方をしくじれば、相手には伝わらない。君が伝えたと思っても、伝わったと判断するかは初対面である面接官が決めることだ。だからこそ、自己PRの内容だけにこだわるのではなく、伝え方に関しても意識して練り上げる努力をしなければならないのだ。

すきやばし次郎(Yahoo!ロコ)
平均予算が30,000円(昼)。第一志望の内定を取ったお祝いに、両親に連れて行ってもらってはどうか。
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