介護・福祉業界で働く・転職する/介護・福祉業界の仕事

ヘルパー2級はなぜ転職に有効か(3ページ目)

介護職員基礎研修が始まっても、介護・福祉業界で最も求められている資格はやはりホームヘルパー2級。ヘルパー2級は本当に転職に有効なのか? 仕事内容や給与水準までまとめて解説します(2007年2月12日一部加筆)。

執筆者:宮下 公美子

給与水準はどれぐらいなのか?

さて、では先輩に同行訪問をしてもらったり、ホームヘルパーの仕事に慣れるまでの期間、給与水準はどの程度になるのか? 登録ヘルパーというのは時間給制で稼働時間だけに時間給が支払われるケースが多いので、はじめのうちは手取りが月2、3万円ということもあります。

順調に稼働しだしても、登録ヘルパーの給与は平均で6、7万円程度。もっと高い給与水準を望むなら、正社員での雇用を目指したほうがいい。このごろは、正社員募集も増えてきています。正社員なら15万円前後から、高いところではまれに20万円程度もらえるところもあります。

ただし正社員は主任ヘルパー、サービス提供責任者など、登録ヘルパーの上に立つケースが多く、そうでない訪問介護のヘルパーにしても、当然採用基準は厳しくなります。また、仕事内容も幅広くなり、責任も重くなります。そのあたりはしっかり頭に入れて、求職活動をしましょう。

給与の話まで読んで、がっくりしたあなた。ちょっと待って、「ホームヘルパー2級修了」で就職できる介護・福祉の仕事は、訪問介護事業のホームヘルパーだけじゃない! 

というわけで、次のページは、ヘルパー2級を持っていると就職に有利なその他の仕事と給与について。
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