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相手を必ず動かす!すごいプレゼン!!(2ページ目)

プレゼンで一番必要なのものは?どうしてあなたは参加者を魅了できないのか?それは、あなたのプレゼンに大切なものが欠けているせいかもしれませんよ?

執筆者:君塚 由佳

プレゼンがうまく行く秘訣
すごいプレゼンを構成するものには4つあります。核となるのはあくまでも核(プレゼンス)ですよ!
ガイド:
それではよろしくお願いします!

内村:
じゃあ、さっそくいきましょうか。1.存在(プレゼンス)から。これはメッセージの源、核となる部分ですから一番大事ですよ!商品や企画を売り込むためのプレゼンなら、それにまつわる思想、哲学、情熱を確信がもてるまで高めましょう!これがないと、相手は動いてくれません。

ガイド:
へえ、確信がもてるまで……というと、具体的にはどうなればいいのでしょうか?

内村:
これだ!という想いをちゃんと説明できるように言葉にしてみましょう。これを「言語化」といいますが、これに情熱を乗せて説明するのです。そうすれば相手の納得を得られることができ、結果的に動いてもらえるのです。

ガイド:
なるほど。それが伝えるメッセージの源、つまり存在(プレゼンス)なんですね。

内村:
そうです。それがプレゼンスです。では次の2.シナリオ。これは、伝えたいことを効果的に、しかも相手にわかるように伝える論理のこと。ロジカルシンキングの基本ですね。お題を投げかけ→結論を提示する→結論に至る理由を3つほど挙げる。これが基本の形です。これに沿って組み立てるだけで十分ですよ。

ガイド:
なるほどね。それでは3.のデリバリー(表現)についてはどうですか?

内村:
これは、別名「表現するスキル」でして。シナリオを実際に相手に伝えて受け取ってもらうスキルなのです。

ガイド: 
それはどういうスキルなのですか?

内村:
難しく考えなくて大丈夫ですよ。相手が受け取りやすくなるように、表現すればいいのです。五感に訴えることですね。僕はよくアイコンタクトを使っています。前に立ったときに、参加者全体を見渡して、プレゼンターの話に反応している人(頷いていたり、笑っていたりする人)を探し出してその人に話しかけるようにするのです。その他の人も、引きずられるように参加してきますよ。

ガイド:
人前に立って話す機会がある人はよくやっている手法ですよね。あれって、ちゃんと意味があるんですね。

内村:
そうです。意味があるのです。では最後の4.ツールにいきましょう。これは、3.デリバリー(表現)を支える道具です。OHPやパワーポイント、資料などのプリントのことです。これもキッチリ用意しましょう。

ガイド:
このツールに関しては皆、けっこうできているかもしれませんね。

内村:
そうかもしれませんね。だけど、これはあくまでも手順としては最後に来るのです。一番核になるべき1.存在(プレゼンス)にエネルギーを費やすべきなのですが、それがおざなりになってしまいがちです。土台がいい加減ならうまく建物は立ちませんものね。

いかがでしたか?もし「一生懸命プレゼンをがんばっているのに、いつもうまくいかない」と思っているのなら、参考になるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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うまいプレゼン3つの要素(前編) 
 (All About「プレゼン・企画力を磨く」ガイド)
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