キャリアプラン/キャリアアップの方法

キャリアを拓く、伸ばすべき5つの能力とは(2ページ目)

来るべき2008年に向け、時流を踏まえた重点的に伸ばすべき能力を考えて見ませんか?あなたのキャリアがますます大きく開かれますように。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


3.多様性に対応できる能力

年の変わり目は自分を見つめなおす絶好の機会。お餅を腹一杯食べ、寝ているだけでは勝負には勝てない。
これからの日本において、少子高齢化による労働力人口の減少に対し、様々な策を講ずる必要があります。”女老外”、即ち、女性、老人、外国人の戦力化です。多様性への対応とは、色々な方々と円滑にコミュニケーションが図れる能力と考えて下さい。

進化とは”異質との交わり”により起こるものです。性差、年齢差、国籍など、違う属性の方々と交わることは新しい自分を創造するきっかけとなります。色々な価値観に触れ、その違いを踏まえた上での意思疎通を図ることが求められます。

グローバルやボーダレスの波を考えれば、世界共通言語と言える英語を通じたコミュニケーション能力は益々必要となるでしょう。外資系で活躍するためには必須の能力であり、TOEICで最低600点、管理職以上では730点以上求められるでしょう。英語の他に、中国語等もう1ヶ国語使いこなせれば、引く手あまたでしょう。

4.情報をスピーディー且つ的確に料理する能力

現在はインターネットの普及に伴い、あらゆる情報が氾濫しています。そのような時代、いかにスピーディー且つ的確に収集していくかが問われます。グーグルやヤフーで日常的に検索されているかと思いますが、検索エンジンの機能を理解し、効率的に利用出来るかがこれから益々求められるでしょう。

更に、パソコン活用において、マイクロソフトオフィスのワード、エクセル、パワーポイントは三種の神器と言えましょう。企画書や提案書作成、プレゼンテーション資料等、上記のソフトは様々の場面で用いられます。色々な使える機能がありますので、基本的な機能をマスターしたら、応用的な機能も習得するように心掛けましょう。

5.経営における数字が読み取れる能力

簡単に言えば、ストックを含めた、お金をやり繰りする能力です。自立が求められている今日、”自分株式会社”を経営する感覚が必要です。そのためには、最低限の財務会計の知識が求められます。貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)が読めることは最低限必要であると考えて下さい。

まずは来年から身近な家計簿から作成することでもいいでしょう。1日、1週間、1ヶ月、四半期、1年というような会計単位を意識することです。常日頃触れていると、金銭感覚が鋭くなるはずです。財務や会計の状況を的確に把握することで、意思決定の精度も高まることでしょう。簿記の2級レベルの能力があれば十分です。

以上、新年を迎えるにあたり、時流を踏まえた伸ばすべき5つの能力について言及しました。
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