前号
「自分の夢を実現するバリューを作るには」では、過去から現在までの棚卸しをして、自己の大切にしたいことや譲れないこと、自分の軸を確認しました。今回は、現在の自分の強みや弱みを知るために、「アセスメント(自己分析)の効果的な使い方」をお話します。
1.キャリアを考える上でのアセスメント(自己分析)の位置付け
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| リラックスして、自分自身を棚卸しする時間を確保しよう! |
キャリア開発をする上で、まず、過去から現在までの棚卸しからバリュー(価値観や理念)を見出しました。次の手順としては、現在の姿を知ることです。
現在の姿を構成する要素として大きく2つあります。一つが
能力・スキル面で、もう一つが
性格・パーソナリティー面です。ここでは自分のレベルとタイプを客観化する作業をします。それぞれのスキルを更に2つに分けます。どの組織でも共通する
普遍的で汎用的な能力と、
業界や仕事特有の専門的な能力です。
前者はポータブルでいつの時代でも必要なスキルです。成果を出す土台となるものですので、案外意識して手を付ける方が少ないものです。後者は実務能力ですので、即効性が高く成果が直ぐに表れるものです。
この2つのスキルを軸にマッピングすると、4つの象限になりますが、バックナンバー
「誤った能力開発をしていませんか?」で示した通りです。このところ、特に20代のビジネスパーソンの方々は前者が弱く、後者が強い傾向があります。
確かに前者は毎日の積み重ねで構築出来る能力なので、形成には相応の時間が掛かります。ただし、後者はイノベーションなどの時代の流れで陳腐化するリスクがあります。自己防衛のためにも前者をきちんと構築することをお薦めします。
前者のスキルを構築するためにも、キャリア開発は重要な位置を占めるのです。キャリアをテーマに策定することにより、自立の3要素であるバリュー・ビジョン・ストラテジーが、目的ごとにスキルアップできるようになり、結果的に前者の能力が構築できます。
2.他者評価と自己評価
アセスメントの評価方法には大きく2つあります。
他者評価と
自己評価です。日常的には他者からの率直なコメントやアドバイスは的を得ていることが多いものです。
例えば、どんな仕事やどんな会社が向くのか?など、一方的な思いが強く、ゼミなどで学生を見ていると自己評価がずれていることが多々あります。友人などから、「おまえ、大企業よりもベンチャーが向いているよ」という言葉が何人からもあった場合、素直に聞き入れた方がよいと思います。
軌道修正する必要があれば、軌道修正する勇気が必要です。さらに、親のアドバイスは真理と考えてよいでしょう。一番長くあなたを見てきているのだから、最も的確なアドバイスをする可能性が高いということです。
自己評価をする上での参考データとして、アセスメントツールがあります。先の性格特性、パーソナリティーを診断するもの、能力を測定するもの、志向性を診るものなど、色々なテストがありますので、目的に応じてアセスメントを選択すれば良いでしょう。
「何をしたいのか自分を知る」や
「自分の強みを見つける」内の外部リンクにアクセスいただくと参考になろうかと思います。
次のページでは、アセスメントツールの効果的な活用の仕方から紹介します。