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「今年1番~書籍」ガイドが選ぶキャリア本(3ページ目)

ガイドが選ぶ、年末年始の読書にお薦めしたい「5冊」をご紹介。「今年1番~だった本」という視点で厳選5冊を選びました。

執筆者:角田 正隆

『会社の中で自分をブランド化する戦略』斎藤広達著

『会社の中で自分をブランド化する戦略』斎藤広達著
『会社の中で自分をブランド化する戦略』今年1番鋭かった本
ハーレー・ダビットソンやルイ・ヴィトンなど、「ブランド品」といわれる商品名を聞くと、単にバイクやバッグの機能を超えた、プラスアルファの感情が刺激される。

個人の名前もブランドだ。たとえば、大リーグのイチロー選手。彼の名前を聞くと打率などの実績以上に、「自分に厳しい」「努力家」「クール」などのイメージが湧き上がる。このイメージが個人のブランド力なのだ。

ブランドイメージを持った個人は、身近な職場にも存在する。「周囲がパッと明るくなる」「アイデア溢れる」「厳しい・ドライな」などといったイメージを持つ人はいないだろうか? そのイメージを戦略的に作る、それが本書の狙いだ。

著者は、個人をブランド化するカギは、「強み」を超えた「尖(とが)り」にあるという。何人もいるライバルの中で、他と差別化できない「強み」だけでは、埋もれてしまう。圧倒的な「尖り」で、他を超越するのが、強烈なブランドイメージを打ち立てるヒントだ。

あなたは、プロジェクトが立ち上がるときに、真っ先に指名される人だろうか。それともポジションを埋めるための要員だろうか。老舗が“カンバン”にこだわるように、自分の名前にこだわりを持てるキャリアにしたい。

「賞賛されるブランド」と「名もない汎用品」。身近な商品を比較しながら、個人をブランド化する意義を語る。今や個人も会社にサービスを提供する「商品」なのだ―――。

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