エスニック料理/食にスポットをあてた旅

ベトナム風お好み焼き「バインセオ」<世界の食紀行>

ベトナム主婦仕込みのバインセオのレシピを大公開。ハーブなどといっしょに、サニーレタスなどで包んで食べるのがベトナムスタイル。材料が手にはいらないときのためのアレンジメニューもご用意しました!

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

サニーレタスなどで包んで食べる、ベトナム風お好み焼き「バインセオ」




ベトナムの代表的な料理のひとつにあげられる、『バインセオ(ベトナム風お好み焼き)』は、おもにベトナム南部で食べられている家庭料理です。

地方によって発音がちがい“バン セオ”などともよばれていますが、日本のベトナムレストランでは“バインセオ”とメニューに書かれていることが多いです。

日本のお好み焼きにくらべて、皮は薄くてパリッパリ。ほんのりとココナッツミルクの香りがするのも特徴です。生地にエビや豚肉、もやしなどをたっぷりのせて焼きあげ、サニーレタスなどにハーブといっしょに包んで食べるのがベトナムスタイル。

まわりはパリッ、中はしっとり。さっぱりとしたタレで食べる“バインセオ”は、とてもヘルシーな料理です。


バインセオの作り方

<材料>
2枚:2人分 調理時間:約10分(皮なし緑豆を水もどしする時間は除く)

・バインセオの生地 
バインセオの粉(手に入らない場合は次ページのレシピ参照)100g、ターメリック大さじ1/4、ココナッツミルク(缶詰)60cc、水75cc、塩少々、万能ねぎ(小口切り)適宜

・具材
豚バラ肉薄切り60g、エビ10尾、玉ねぎ1/4個、もやし1/4袋、皮なし緑豆40g(写真右・なくても可)、卵1/2個、サラダ油大さじ6

ちなみにこれはベトナムの鶏卵(卵黄がみごとなほどにオレンジ色)。

サニーレタス、きゅうり、スイートバジル、ミント、青じそ(分量はお好みで)


<作りかた>
1:バインセオの生地の材料を合わせておく。

2:豚バラ肉はひと口大に切り、エビは殻と背ワタをとり、縦半分に切る。玉ねぎは薄くスライスし、もやしはひげ根をとっておく(できれば)。

3:皮なし緑豆は水洗いし、ぬるま湯に一時間くらい浸しておき、やわらかくなるまで蒸す(レンジでもOK)。

4:中華鍋を熱し、サラダ油大さじ2をいれ、強火で豚バラ肉、エビ、玉ねぎを炒め、火がとおったら1をおたま1杯ほど回し入れ、中華鍋を回しながら手早く生地が均一になるように薄くのばす。

5:溶いた卵を回し入れ、3ともやしをのせてふたをし、弱火で約1~2分蒸し焼きにする。

6:ふたをとり、強火にしてまわりから残りのサラダ油1をまわしいれ、生地のまわりがはがれてきたらふたつ折りにする。

7:サニーレタス、スライスしたきゅうり、青じそ、ハーブなどをもりつけた器に盛る。


バインセオの食べ方


サニーレタスのうえに小さく切ったバインセオとハーブや野菜をのせて、くるんと巻きこんでタレをつけて食べます。


次に、タレ&バインセオの粉が手に入らないときのレシピをご紹介します
タレは、揚げ春巻きやサラダなどいろいろと使えて保存もきくので、多めに作っておくと便利です。バインセオの粉がなくても気軽につくれるレシピは必見ですよ。
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