中国茶/おすすめの黒茶、紅茶

寒い冬にはあったかな紅茶を [シ眞]紅(雲南紅茶)

寒い季節は、暖かい飲み物でほっこりとしたいものですね。お茶は身体を冷やすといわれますが、紅茶は身体を温めてくれる飲み物です。そこで、この寒い12月は、中国の紅茶を取り上げて見ました。

執筆者:平田 公一

寒い冬にはあったかな紅茶を

寒い季節は、暖かい飲み物でほっこりとしたいものですね。お茶は身体を冷やすといわれますが、紅茶は身体を温めてくれる飲み物です。そこで、この寒い12月は、中国の紅茶を取り上げて見ました。

中国紅茶といえば、真っ先に思い浮かべるのは、「祁門(Keemun)紅茶」ですが、 このお茶はそのうち取り上げるとして、今回は私の一番好きな中国紅茶である「[シ眞]紅(ディエンフォン:てんこう)」を独断と偏見で取り上げます。

(注)日本の漢字にdian(ディエンあるいはティエン)の字がないので、ここでは、[シ眞]と標記します。

シ眞紅とは

[シ眞]紅は、簡単にいえば、雲南省で作られる紅茶のことを意味します。その昔、雲南省一体は「[シ眞](ディエン)」と呼ばれていました。つまり、[シ眞]で作られる紅茶という意味で「[シ眞]紅」と呼ばれます。雲南省で作られる緑茶の総称を[シ眞]緑といいますが、通常は、個別のお茶ごとに名称がありますが、なぜか、[シ眞]紅は個別の茶名がありません。どこで作られても[シ眞]紅なのです。

 
祁門工夫紅茶   シ眞紅金毫

祁門や政和工夫などとは違って、この[シ眞]紅の歴史はまだ浅く、20世紀になって作られるようになったお茶です。1983年に雲南省の茶葉貿易会社が鳳慶と[孟力]海で紅茶を作ったのが始まりで、翌年ロンドンに輸出され好評を博したといわれています。1ポンド800ペンスの高値を付けたことで有名になり、英国女王はこれをガラス容器に入れて鑑賞したとも伝えられています。

シ眞紅の産地

新中国成立後の1952年になって量産が行われるようになりました。1990年には、雲南省全体で作られる全種類の茶葉の20%を占める量が生産されており、雲南省で主力のお茶といえる程になっています。今では欧州を中心に30ヶ国に輸出されています

現在は、雲南省の西部(臨滄、保山市、徳宏泰族景頗族自治州、大理市など)と南部(思茅市、西双版納泰族自治州、文山壮族苗族自治州、紅河哈尼族彝族自治州)で作られていますが、西部が主産地でその生産量は全体の6割にも達しています。最も有名な[シ眞]紅の産地は、西部に属する「雲県」だといえるでしょう。雲県の[シ眞]紅は、その品質のグレードが高く、本当においしいお茶を作ってます。

雲南省には、茶葉の大きなアッサム種に近い大葉種型の茶樹が多く存在しています。南糯白毫や黒江雲針など、雲南省を代表する多くの緑茶がこの大葉種で作られていますが、[シ眞]紅も同じ大葉種で作られます。この大葉種の茶樹から、3月初旬から11月下旬まで茶葉が摘まれるそうですが、春茶の品質が良く、仕上がった茶葉にはたくさんの金毫(ゴールデンチップ)が含まれて美しく、瑞々しいのが特徴です。

おいしい飲み方

実際にこのお茶をポットで淹れてみると、まず花のような香りがふんわりとそして優雅に漂ってきます。紅茶の色は産毛が多いので濃い目の水色。あっさり淹れるとオレンジに近い色合いに入ります。

その味わいはアッサムに喩える人もいますが、アッサムよりはややタンニン分が強めのお茶で、一口飲むとボディーやメリハリがとてもはっきりしたお茶だと感じるでしょう。そして、このお茶の最大の魅力は、飲み終わった後に口の中に残る甘い香り。こればかりは、他のお茶が追随できないほどすばらしいものだといえるのではないかと思います。

私個人的にはストレートで飲むことが多く、質の良い[シ眞]紅は是非是非、ストレートで味わって欲しいと思うのですが、南部の[シ眞]紅は比較的タンニン分が多いので、えぐみが苦手という場合はミルクティにしても美味しく頂けます。

寒い冬、あなたもこの「金色に輝く紅茶」とも称される美しいゴールデンティップの紅茶で、身も心も温まってください♪



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