パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ベッカーズディライト【赤坂】(2ページ目)

東京ミッドタウンにほど近い所にドイツ風のパンを焼く店がOPENしました。食べきりサイズの白パン、毎日食べても飽きのこないシンプルな味わいのパンが特徴で、連日通う地元の人たちで賑わいをみせています。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

ベッカーズディライトの美味しいパン

トーストブレッド(380円)

中種法で3日ほどかけてつくられる食パン、トーストブレッドは、焼くとサクっと軽く、ミミまで美味しいトーストになります。買ってきた日にそのまま食べて柔らかな生地の味わいを愉しむのもおすすめです。
下の写真、ラプンツェルはキャベツのかたちをし自家製のカスタードクリーム入りのパン。カイザーゼンメルはドイツでも人気のパンです。この店のものはトッピングなしで極めてシンプル。

ライ麦を30%~70%配合したパン、ロッゲンはもうすぐ登場予定です。写真は試食でいただいた50%のもの。しっとりしていて味に深みがあるこのパンは、数種類のライ麦粉から選んで試し焼きをしてデータを取りながらつくりあげたそうです。

ラプンツェル(200円)カイザーゼンメル(150円)
スペック(280円)はベーコン入りロッゲン(準備中のライ麦パン)

スイートなパンと焼き菓子

クッキークラムのようなそぼろがのったシュトロイゼルクーヘンは、発酵生地の菓子パン。ブレヒクーヘンともいうそうです。ブレヒとは鉄板の意味です。鉄板で大きく焼いて切り分けるのです。カスタード入り、ケシの実のペースト入り、フルーツ入りなど、その日によって種類が替わります。
フレンチトーストはメープルシロップ味。スコーンや果物のタルトなど、パン屋さんならではの香ばしい焼菓子も人気があります。

シュトロイゼルクーヘン(250円)フレンチトースト(320円)

「既成概念にとらわれない店をつくっていきたいと思います。全粒粉のパンやライ麦パンもたのしみにしていてください」という竹村さん。カルトエッセエンといって、ドイツ時代に覚えたライ麦パンとハムやチーズだけの簡単な食事、それにビールという食べ方が好きなのだそう。もっとライ麦パンをつくるためにいろいろ考え中のようで、ちょっとたのしみです。

バターをつけたり、ちょっと何かを挟みたくなる「素」の味のいいパンは、ありそうでなかなかないものです。この店でそれに出合えてよかった、と思いました。

■BECKER'S DELIGHT(ベッカーズディライト)
レーズン入りのスコーン(150円)はさっくり、ホロホロの食感が美味。日替わりタルト(300円)この日はアプリコット。
設計施工 有限会社東匠


所在地:港区赤坂8-13-19

TEL:03-5770-8177

営業時間:11:00~19:00
定休日: 日曜

東京メトロ乃木坂駅より5分

地図:Yahoo!地図情報
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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